SSブログ
番組解析 ブログトップ
前の10件 | -

憲法記念日の天皇賞 [番組解析]

憲法施行がなぜ5月3日なのか調べたら、5月1日だとメーデーだから政府・右翼がシャクにさわった・・・という幼稚な理由。しかし、敗戦が8月15日だから、どうなんだろう。

施行は公布の半年後だから、当然、この公布の日をいつにするかを巡って議論されたようだ。通常、月の始まるである1日からの施行がふつうだから、5月1日施行を念頭に第1案がつくられたという。しかし、メーデーだから気に食わない。

ならば、5日。しかし、端午の節句は男子の祭りだから、「男女平等の精神」に反する。で、結局間をとって3日になったらしいが、それでも中華民国は反対したし、GHQ内部でも反対があったという。しかし、なんで5月3日がふさわしくないんでしょうね?

昭和天皇の誕生日に近いから?

まあ、政治的思想と信条が天皇賞の馬券解明に反映するとは思わないが、一応調べてみた。さて、問題は日曜の第151回天皇賞。ゾロ目開催。

なぜ、155回でなくて151回が「ゾロ目」なのかといえば、片岡先生の本に書いてあるから。第99回までは誰も異論がないだろうが、年2回ある天皇賞はすでに100回を超える歴史がある。この場合どうするか?次は111回・122回・133回・・・と続けていくのもあるだろう。だが、片岡先生の解析によると(?)、101回・111回・121回・131回・・・と続ける方式が正しいと判断したということだろう。

ゾロ目回数戦のことは、今まで過去に何度も触れたので、とりあえず置いておく。今日、話題にしたいのは、過去のゾロ目戦天皇賞を調べてちょっと気付くことがある。

その前に、今回の注目事項は、今回第151回から

1着賞金が1億5000万円に増額

となったこと。これにより、昨年の有馬記念を分母(サンプルの意)にとることは危険であると判断する。

さて、ゾロ目開催。奇しくも、前回の賞金改定=昨年までの1億3200万円になったのは実に第111回=平成7年のことであった。平成7年は「指定制競馬」の開始年。ちなみに、それ以前は今は想像もできない好景気のせいか毎年のように賞金額はアップしていった。もっとも「人事院勧告が凍結された」頃でも、賞金は上がっていたから、それだけが理由ではないような気もするが。ただ、やはりこれだけ長い間、天皇賞と宝塚記念が増額されなかった理由は不可解なものがある。

さらに、ゾロ目開催には牝馬がよく出走する。私自身、牝馬なんてめったに登場していないという記憶違いがあったのだが、この牝馬が出たときは、1番人気が絶対に勝たない!・・・ということを発見してしまった(笑)。もちろんゾロ目開催でも、テイエムオペラオーのような1番人気が勝っているが、そとのきは「牝馬がいない」のだ。

当然、キズナとかゴールドシップのようなミーハー馬券が人気になるだろうが、非常にありがたいお客さんになってくれる可能性が大だと思う。

牝馬といえば、この春の天皇賞には、あのウオッカやブエナビスタ、ジェンティルドンナですらなぜか出走していない。不思議だろぉ~。競馬番組論的馬券リテラシーの無い人は、「長距離だから・・・」という意味不明の理由で納得するのだろうなあ~。だが、今年は3頭の牝馬が出走。そして2頭が6枠に同居した。もしかして?!という期待を抱かせる雰囲気。何か、牝馬が勝つという決定的な暗示があるといいのだが。

なお、牝馬優勝は昭和28年=1953年(レダ)までない。この1回限りで、2着も2回のみ。しかも肝心のJRAのHPですら、この昭和28年の成績は出てこないのだ。もし、牝馬が勝つと62年ぶり。ウオッカのダービー牝馬制覇(平成19年)は昭和24年以来の68年ぶりだった。


第74回桜花賞をふりかえって [番組解析]

注目していたのは、⑩番。なぜならば、トライアルのチューリップ賞で高知の女性騎手・別府真衣ちゃんが7枠1⑩番クロスオーバーで出走していたから。

さらに、18頭フルゲートの出走馬中、10月デビュー(牡馬でいえば第二馬齢重賞の時期)の馬がこの馬1頭のみだったことに着目したからだ。少なくと前年には3頭ほどいたから、これは何かの役目を負っていはず。

それと、大局的にみて、前年は新設牝馬重賞のアルテミスSの出走馬が目立っていたが、今年は逆に阪神JF出走馬が非常に多く、3枠~8枠に全部いた。だから、常識的に阪神JFの反復レースになりそうだなとは思った。だから穴で来るなら1枠か2枠。・・・と期待していた。

もっとも、当日になって阪神5Rと6Rを裏ワザの順序変更というのがあり、これではタブー馬の⑱ハープスターと⑫レッドリヴェールで決まるしかない。と思った。案の定、パドックでは⑱がめちゃくちゃ風格も落ち着きもあり、騎手もオーラが出ていた。ただ、3着に2枠③番を期待したのだが、これも⑩番がつっこみアウト。

③番コーリンベリーに期待したのは、単にダート戦歴というだけでなく、前走の昇竜Sが今年から中京に移設されたことから。3着の⑩番もやはり、今年新設の中京こうやまき賞の勝馬だった。

さて、問題はなぜベルカントが1着枠(A枠)に必要だったか?ということ。実は昨年の2歳戦から夏の重賞には「見出走馬・未勝利馬」の出走が可能になっていた。そのこと当然知っていたが、それを馬券理論に組みいれるという発想が欠けていた。だが、人様のブログを読んでやはり重要なことだったと知った次第。(ベルカント自体は小倉2歳S②着だったが、一応、賞金加算に成功している。)まあ、だからといって、新潟2歳Sに「未出走・未勝利馬」はいなかったと思うが、そんなことは重要でなく、あくまでも制度上変わったということがポイントなのだ。実際、新潟2歳も函館2歳もフルゲートの出走で、決して「出走馬の確保」などというものが必要だったわけではないから、変更の理由のタテマエなんぞは酔っ払いの与太話に過ぎない。

「上級挑戦に意欲のある馬の出走機会を拡大する点から」出走制限を廃止します。(25年度夏期番組概要より)

そして最大のポイントは、ベルカントが昨年12月のGⅠで牝馬限定の阪神JFでなく朝日杯FSに出走したこと。かつてウオッカがこの阪神JF(ただし、阪神競馬場改築記念のサブタイトル付)を勝って桜花賞2着。そしてまさかのダービー1着。もちろん、牝馬限定戦はあっても牡馬限定戦というものはなく、ダービーも朝日杯も牝馬がそれこそ「出走意欲」があれば出走できるし、ダービーの目的は世代の最高の繁殖馬を牡牝問わずに決めることだ。

だが、歴史的に、牝馬がダービーなどに出走することは稀だし、違和感がある。その違和感のある不思議なことをベルカントが12月の段階で前触れしていたとなると、今回のレッドリヴェール・ハープスターのダービー出走宣言(のちにハープスターは断念を発表)は完全にシナリオだったといえるだろう。しかも、桜花賞前にハープスターはダービー不出走を発表したから、こちらが桜花賞は1着で、レッドはウオッカと同じ桜花賞②着⇒ダービー①着狙いというシナリオが濃厚。

続きを読む


整理整頓 [番組解析]

今回の番組改編は複雑だ。

12月の2歳GⅠ朝日杯を中山から阪神へ移設。阪神は第2週に牝馬の2歳GⅠ阪神JFがあるのに、翌週にも牡馬・牝馬混合の2歳GⅠをもってくるという構成。これは3歳クラシックのオークス・ダービー、秋華賞・菊花賞と同じ構成である。

厳密には、牝馬⇒混合と同コース・同距離を2周連続行うGⅠはオークス・ダービーのみといえよう。つまり、2歳クラシックともいえるプチ・クラシックを導入しようという意思の表れである。

その上、その翌週、有馬記念と同じ日に中山で、距離2000mの2歳GⅠを行うという奇想天外な計画が進行中らしい。というのも例の新設ホープフルSが3年後にはGⅠになるらしいという報道がなされたということらしいので。

で、その中山競馬場の2歳OP戦であったホープフルS(今年からGⅡ)をGⅡにしておいて、実は、中身は阪神で行われていたラジオNIKKEI杯2歳Sですという詐欺まがいの手口で、今年新設にもかかわらず第31回ホープフルS(GⅡ)として行うというのが主催者の発表である。なぜいきなりGⅡが認定されたかというと、過去のラジオNIKKEI杯2歳Sの勝馬が3歳クラシックでも活躍しているから・・・という屁理屈なのだ。

しかしながらほかの競馬場のレースを移設しておいて、タイトルは変更しますが、回数は継続しますというデタラメな手口は今回が初めてだ。過去にはNHK杯を2000mから1600mにしたうえで第1回NHKマイルカップ(GⅠ)としたが、これこそなんで第1回なの?という疑問が当然だ。なぜならNHK杯はダービーTRとして40回以上の歴史があったのだから。距離やグレードは変更しても回数は継続するのがふつうだろう。

次の例は、フェブラリーS。かつてダートのGⅢ戦フェブラリーハンデキャップだったが、GⅡに格上げしフェブラリーSとなり、さらにGⅠに格上げしたが回数は今も継続している。

最後の例は、高松宮杯。スポーツの宮さまとして有名だった高松宮の名を冠したGⅡ戦。夏の名古屋の2000m戦だったが、3月の短距離GⅠとして改編され1200mとなり、さらにはその後タイトルも高松宮記念となったがこちらも回数は継続している。

また今年から阪神⇒中京に移設される12月のチャンピンズカップ(旧ジャパンカップダート)(GⅠ)も回数は継続される。第1回なのに、第15回というわけなのだ。

さて、話を2歳戦に戻すと、今年はさらに10月の4回東京初日に芝1600mのいちょうSという重賞を新設する。いったいなんでそんな必要があるのかまるで不明だが、とにかく重賞レースが増えるから馬主さんはうれしい?2歳重賞は夏の函館・小倉・札幌・新潟の4つの2歳特指GⅢに加えて、牡馬牝馬混合戦ならば、京王杯2歳S・デイリー杯2歳S・東京スポーツ杯2歳S、牝馬戦はアルテミスSとファンタジーSと多数ある。なぜ、今年いちょうSが新設されるのか全く分からない。おりしも不景気で馬の生産数は減ってきているから特に重賞を増やす必要はない。一方、新馬戦や未勝利戦の数は増えたとは聞いたことないから、重賞を増やしてもそこに出走する2歳上級馬の確保が大変なだけだ。10頭立てや8頭立ての重賞レースなんてみたくないのが一般ファンの気持ちだろう。


そんなバナナ!第31回ホープフルS [番組解析]

昨年の弥生賞、あのエピファネイアが4着という大波乱だったが、その4着枠=8枠の二頭はホープフルS(混合・特別指定・オープン)①着馬とラジオNIKKEI杯2歳S①着馬の同居枠だった。

  ⑪サトノネプチューン ホープフルS(OP)①着

  ⑫エピファネイア    第29回ラジオNIKKEI杯2歳S(GⅢ)①着

ジェジェジェ!この二つのレースは昨年(H25年)をもって廃止されたレースです。つまり、その前年(H24年)の勝馬である二頭は崩壊寸前の橋を渡った僚友であったということ。こんな戦歴が組んだ8枠が弥生賞でくることはなかった。となると、その後菊花賞まで勝ったエピファイネイアがその後休養に入った理由がわかるような気がする。で、結果的に弥生賞を勝ったカミノタサハラはそのホープフルSの3着、2着のミヤジタイガは同じくホープフルS2着同枠の4着だった

だが、驚くべし!今年の番組改編で年末のホープフルSはなんと第31回ホープフルS(GⅡ)となっているのだ!

ジェジェジェエッジェジェ~!なんで第1回じゃないんですか?ホープフルSは過去30回、回数なしのただのオープンレースですよ。しかも新設重賞じゃなくていきなりGⅡ格付けですか!もし、回数をつけるなら今までの30頭の勝馬の馬名を列記してほしいものですね。

つまり現在の国際規定で、過去3年以上の実績がないとレーティングは認められないからグレードはつけられない。ということで、どうしてもグレードをつけたい競馬会は旧レースのタイトルと回数を引っ張るという強引な裏ワザで切りに抜けたということになる。なんだが日本の倭国継承みたいな感じ?

一方、伝統のラジオNIKKEI杯2歳S(阪神)は11月の京都2歳S(オープン)にその冠名を移設し、新たにラジオNIKKEI杯京都2歳Sとなることになっている。不思議なことに、こちらは

第1回ラジオNIKKEI杯京都2歳S(新設重賞GⅢ)

おいおい、なんで第1回やなねん!京都2歳Sは長年ずーとやっているじゃないですかぁ~!このダブルスタンダートは一体何?

ということで、今日の弥生賞を検討するには、こんだけの前置きが必要なんす。で、その最後の第30回ラジオNIKKEI(H25年)の勝馬が7枠⑪番ワナンドオンリーで、前回記事の大本命⑩トゥザワールドと同枠なんですね。これが果たして1着枠になりえるのか?最低でもゾロ目77か1着3着同枠みたいな感じにしかならないはずだが・・・。もしも単独の3着以下に飛んだら、今回もウイン5は2億円に近づくなぁ~。

続きを読む


かわいそうなケイアイレオーネ [番組解析]

2,3年前の規定変更で、特にGⅠなどの場合は、基本収得賞金に直近1年の賞金を加算するなどなどというような傾斜配分がつくようになった・・・ということは知っていた。

だが、競馬番組一般事項では、それが誰の目にも明らかにわかるようには書かれていない。だから、疑問に思ったのだが、この規定改革は現在もいきているのだった。

しかし、まあ、わかりにくい文章です。

一般事項 V出馬投票

1. 出馬投票 2. 出走できる馬の決定方法

この2の冒頭で、いわゆる非当選馬と非抽選馬の説明があります。非抽選馬をは賞金が低くてフルゲートの中に入れない、いわゆる門前払い、共通一次試験で点数が低くて脚きりになった生徒みたいなものです。そして、非当選馬とはわかりづらい表現ですが、抽選の結果、負けてしまった馬のことです。まあ、ジャンケンに負けたみたいなもの。

ということで、先日の抽選で滑り込み、GⅠを勝ってしまったコパノリッキーがいかに怪しい馬かよくわかりますね。一方、負けたケイアイレオーネは今後どうなるのでしょうか?

そして上記の(1)の中でGⅠ競争などは重賞競走一覧および別に定める出走馬の選定方法による・・・と書いてあります。つまり、その別に定める規定とやらを探さねばなりません。なお、一般的には収得賞金順になることは当然です。

そしてやっと上記(3)の中で、

抽選の決まりが説明され、但し書きで傾斜配分の説明があります。

すなわち、「各馬の下記イおよびロにおいて獲得した一般事項Ⅰの4の(3)ロからトに定める額を加えた金額」云々があり

 イ 競馬番組で別に定める期間(「出走馬決定賞金算出対象期間(1)という。)」における競争(地方競馬および外国の競馬の競争を含む。)

 ロ 競馬番組で別に定める期間(「出走馬決定算出対象期間(2)」という。)におけるGⅠ競争またはJ・GⅠ競争。

問題は、この出走決定賞金算出対象期間がどこで説明されているかというと、それは競馬番組(表)という冊子の中なんですわ。

これを見ると、くだんのフェブラリーSの場合は、(1)がH25年2月16日~H26nen2月19、(2)がH24年2月18日~H26年2月19日。

つまり、簡単にいうと過去1年以内の賞金と過去2年以内のGⅠの賞金を足すということです。だったら、最初から本賞金(収得賞金)+過去1年+過去2年のGⅠ競争簡単に書いてくれればいいのにね。

  コパノリッキー                   ケイアイレオーネ

 H25年1月 未勝利     400万円       H24年10月 未勝利     400万円

 H25年3月 500万以下  500万円       H24年11月 500万以下  500万円

 H25年3月 伏竜S      900万円       H24年11月 兵庫JGP  1100万円

 H25年5月 兵庫CS(JpnⅡ)1400万円    H25年9月 シリウスS(GⅢ) 1750万円

   収得賞金合計        3200万円                       3750万円

            1年以内   2300万円                       1750万円

            1年以内GⅠ       0円                           0円

                合計    5500万円                      5500万円  

あれれ?やっぱりケイアイレオーネが上になる!!おかしいね?それもそのはず、ケイアイの収得賞金は3750万ですが、この計算だと4050万円になっています。うーん、

考えられることはもしかして、500万条件を勝ったときに同着だったのか?しかし、同着でも計算上の賞金は同じ金額が参入されるはずです。(実際の獲得賞金はゴルフと同じで、1着2着の金額を足して2で割ると思いますが・・・)

で、改めて見てみると一般事項Ⅰ-(3)収得賞金で同着の場合はH23年12月31日から今の規定になったと書いてありました。ということは、それ以前は収得賞金が500万以下条件では同着の場合500万円でなくて半額の250万にされていたのか?

実際、半額の250万円で計算すると、公式発表どおりの金額になるんです。うーん、でもおかしい。

と、もう一度よく考えてると同じ4歳でどちらも兵庫CSを勝っているのはおかしい!・・・・ときづきました。で、よくよく見てみるとケイアイレオーネが勝ったのは2歳戦の兵庫ジュニアグランプリでした。同じJpnⅡなので完全に同一視していいました。やはり、昔でも同着の場合もちゃんと賞金を正規に加算してもらえていたのでした。

しかし、この規定は近走を重視するための改善策とのことですが、ケイアイレオーネは昨年3歳秋に古馬混合のGⅢシリウスSを勝っているのですよ!なんで、除外されねばならんのか?抽選に勝ったコパノリッキーはメンバーが大幅に落ちる地方重賞(JpnⅡ)での1400万円獲得がものを言った。

しかし、これって逆不平等ではないですか?ケイアイレオーネはドバイのダービーにも挑戦したほどの逸材ですよ。

今の規定を改善して、半年以内のグレード(Gレース)での獲得賞金(つまり1・2着)って項目を足すべきだと思いますね。

まあ、いづれにしろ、今回の出走にまつわる裏には、今の規定に改定されて初のモデルケースだったのかもしれません。まあ、例によってこのような検証と問題意識を取り上げるマスコミはないのでしょうけど。


地方競馬も競馬番組表の中を走っている [番組解析]

4歳馬が制した第31回フェブラリーS。オリンピックは4年1度だらか4歳馬という中央競馬会からのありがたぁ~いお告げはともかくも、なぜに4歳馬が起用されたのか?ということを分析するのが番組表研究を標榜する者たちの使命である。

しかし、その謎は今日は解けた。今日は大井競馬で、第5回東京スプリング盃(SⅢ)の予定だったが、昨年死んだフジノウェーブを記念して今年から TOKYO MX賞第5回フジノウェーブ記念競走(SⅢ)となった。片岡先生流のものいいなら、なぜ、フジノウェーブ記念なんだ?!東京スプリング盃(フジノウェーブ記念)というタイトルでもいいではないか?!・・・・ということになる。共同通信杯(トキノミノル記念)、きさらぎ賞(NHK賞)というカッコ書きのサブタオトルパターンは中央競馬にもあるのだから。

まあ、そのタイトル研究はさておいて、こうもあっさりとタイトル名称を変更というか旧タイトルをきれいさっぱり捨て去ったという手法は、あきらかに過去4回の歴史との決別ということだ。ということで、中央のフェブラリーSも暮れのジャパンカップダートを捨て去り、今年からチンピオンズカップというGⅠに縮小変更された(賞金大幅ダウン)番組ローテーションの中で実施される最初のレースであった。

よって、最後のもう二度とないジャパンカップダートの覇者であるベルシャザールくんがフェブラリーSで連対することはまずないと予測した(結果3着)。そして、飛んできたのが16番人気の13ゼッケンのコパノリッキー。当然、今までのGⅠレースに参加したことはない。近年のダートGⅠを賑わやしたエスポワールシチーは引退。世界のトランセンドも引退。無敵のスマートファルコンも引退。フロック勝ち的GⅠ馬のテスタマッタも引退で、同様のニホンピロアワーズ、ベルシャザールも主役を演じきれる立場ではなかった。

東京スプリング盃、いやフジノウェーブ記念に話を戻すと、これのレースは過去4回(第1回~4回)をフジノウェーブが4連覇というまさにうさんくさいレース。このレースタイトル一新のパターンは、ジャパンカップダートがなくなって新生した中央ダート路線に等しい。よって今日の第5回フジノウェーブ記念は4歳馬グラント将軍に凱歌があがった。そして2着も4歳のソルテ!うわぁ~、4歳同士と声を上げたのは私だけだったろうが、本当に影のシナリオライターの筋書きは大胆だ。しかもなんとも潔い。決して例外のないオペレーションを遂行するのだ

当然、このレースも圧倒的人気の古馬⑧⑨の二頭がぶっ飛びというフェブラーS同様の結果となった。まあ、おかげでフェブラリーSの筋書きに気付くことができたのだが。

昨年の最後の第4回東京スプリング盃は3=3ゾロ目でオペレーション終了合図。なるほど、今年からレースタイトル変更は規定路線だったわけですか。それにしてもレースタイトルを変更したのに第1回でなくて第5回という理屈は、中央競馬と同じですなぁ~。なんで第1回でないんだ?!

因みに、今日の1着ジェネラルグラント(4歳)も7枠⑬番のゴルゴ13ゼッケンであったと知れば、南関競馬になじみのない関西のファンにも納得してもらえるだろう。

さらにいえば、コパノリッキーもついこの間(2月13日JRAニュース)、引退が発表されたテスタマッタ号と同じ村山明厩舎(関西)だったとはまるで気付いていませんでした。

木を見て森を見ず・・・。いや森をみて木を見ず、ですかな?


ミス・マープルの競馬入門① [番組解析]

わたし、いつも思うんだけど・・・

優先出走権って何なのかしらね・・・?

今年(H26年)、競馬番組は従来トライアルレースのなかったフェブラリーSへの優先出走権を新たに設定した。フェブラリーS以下、古馬GⅠ戦の前哨戦の1着馬に対してのみ優先出走権利を与えるというもの。今年暮れには、もう一つのダートGⅠチャンピオンズカップが新設(従来のジャパンカップダートは廃止)されるが、当然こちらも2つの前哨戦の1着馬に優先出走権利が与えられる。ちなみに従来、ステップレースやTRの優先権利を書いた一覧表はあったが、これはあくまでも対地方馬(地方在籍馬)のものである。つまり、中央馬に対してはクラシックレースにおけるようなトライアルレースというものはない。いったい、なぜないのかはまた別の問題だが・・・。

トライアルはないが、ステップレースと呼ばれる前哨戦がある。フェブラリーSであれば、伝統の根岸S(GⅢ)と今年で第31回とやや歴史の浅い東海S(GⅡ)。なお、フェブラリーSも第31回だ。

一連の競馬国際化計画(H12年より)の中で、徐々に競馬番組の遺伝子組み換え作業が進行しているのだが、今年のチャンピオンズカップ創設により一つの節目となったのだろう。古馬番組の完成ともいえるのか、一斉に優先出走権規定を創設したわけである。

しかしながら、優先出走権って何?とミス・マープルがいぶかしく思うように、これっていったい何の意味があるのだろうか?賞金金額が低い地方競馬在籍馬なら理解できる。だが、中央のGⅠ古馬レースに出る馬でそんなに賞金が低い馬いるだろうか?それにそもそも、前哨戦の重賞を勝ったならば5000万円程度の賞金を獲得し、その半額が収得賞金に加算されるのだから、堂々、正規の賞金順で除外されることは99%ないだろう。つまり、この優先出走規定は、よほどの上り馬か遅いデビューの馬でなければ意味がないのだ。はっきりいって、この優先権利、いわゆるマル優とは競馬予想の際の一つのファクターではないのだろうか?つまり馬体重や枠順サインなどと同列のものではないか?

およそ、収得賞金が1億円を超える馬が16頭そろうなんてことは見たこともない。現実に今回根岸Sを勝ったゴールスキーは5950万円、東海Sを勝ったニホンピロアワーズなんて2億2000万円だから優先権利なんて必要ない。実際、賞金が低いのは明け4歳馬のコパノリッキーが3200万円、ベストウォーリアが3950万円、ソロルが3400万円。つまり3000万円程度の馬でも出走は事実上可能だから、地方馬やオープン馬以外には必要ない規定なのだ。だが、わざわざこの優先出走規定を平成26年になってようやく創出した中央競馬という組織は一体なんなのか?

グレード制発足が昭和59年、国際パートⅠ国昇格が平成22年ですが・・・


フナッシー [番組解析]

正月の笑点で、初めてフナッシーを見ました。船橋競馬でも昨年フナッシーゆるキャラ日本一決定おめでとう記念があったので、名前だけは知っていたのですが、あんな馬鹿騒ぎするキャラだとは想像もしませんでした。ゆるキャラどころが、強烈なキャラじゃないですか。ぜひ、船橋競馬場に乗り込んで、競馬番組表を盗んできてもらいたいものです。もっとも昨日、来場していましたがね。最終レースはフナッシーのタイトルがついていました。

本日のメインは千葉テレビ放送盃で、報知グランプリカップのトライアルとあります。しかし、入場の際もアナウンサーはこれがトライアスに何着までに優先出走権が付与されるというコメントをしませんでしたね。まったく、おそれいります。

ところで、フナッシーってのは船橋競馬場のアイドルでなくて、船橋市のキャラなのか?


地方競馬協会の怠慢 [番組解析]

競馬番組と諸規定は地方競馬にも当然ある。

だが、、地方競馬協会、南関東競馬組合ともにホームページを見ても、中央交流レースなどをのぞき別定規定の説明はない。そもそも、当日の出走表に何も書かれていないだから、あきれてしまう。ちなみに中央競馬のレープロ(当日の出走表)には様々な規定が最初のページにあり、各レースごとにはそのレースの斤量規定、除外になった馬等の記載がきちんとされている。おまけに、ご丁寧なことに開催にかかわった責任者・職員の名前まで書かれている。

一方、地方競馬(といっても南関東しかしりませんが)では、一言「別定」で終わり。だから、その別定規定の中身を知りたいのに、どこにと問い合わせても、まともに専門用語が通じる職員さえ皆無。全国協会では、専門職員の育成も業務にのっているのだが、まったくそんな専門職員さんはどこにいるのでしょうね?

たとえば、本日の船橋競馬のメインは千葉テレビ放送盃(オープン)。A1馬のプレファシオが57kgなのはわかるとして、ダービー馬のインサイドパークが58kgなのはなぜか?開け4歳だから、マイナスされてもいいくらいなのに、逆に1kg増。一方、SⅠのダービー馬が1kg増なのに、同じ開け4歳でSⅢしか勝っていないA2馬アメイジアも1kg増の56kg。

一般ファンはその規定を全くしらずに、馬券を買っているのだ。こんなバカな話があるだろうか?主催者が基本情報を公開しないなんて!wikitとか見れば書いてあるかもしれませんが、古い情報が更新されていないもののありますから、ご注意を。そもそもその投稿をした人はどこから情報を得ているのか?(笑)

ちなみに(大井の)ダービー馬インサイドパークは3番人気でしたが、殿負けでした。競馬番組を少しでもかじっていれば、ムダな馬券を買わずにすみますがなぁ~。

実は中央競馬のダービー馬ならGⅠ馬なので3kgとか4kgとうか増量されるんです。ところが、インサイドくんは地方競馬重賞勝ち馬というわずか1kg増に耐えられず、惨敗。力量そのものや体調が問題なのか?それとも番組表の哲の掟に従っての凡走なのか?

賢明な読者ならわかりますね。


第38回エリザベス女王杯によせて [番組解析]

最低限の基本事項を復習しておこう。

昨年第37回大会は(H24年)は一回限りのエリザベス女王即位60周年記念だった。FG18頭をわる16頭立てで行われた。かったのは7番人気の伏兵レインボーダリア。7つの海を制した英国女王と同じ名前の女王陛下に敬意を表したか?

なお、H20年からジャパン・オータム・インターナショナルの一環として行われていることに変更はない。所定の外国馬が勝った場合、報奨金が与えられるが、今年もわざわざ日本に出稼ぎに来る外国馬はいないからむなしい制度だ。

優先出走権は3歳秋華賞1・2着馬、府中牝馬S1・2着馬および京都大賞典1・2着馬。今回は秋華賞を勝ったメイショウマンボ、府中牝馬を勝ったホエールキャプチャが出走する。なお、今年は昨年と違って18頭立てのフルゲート戦となっている。

昨年は、3冠牝馬のジェンティルドンナがジャパンカップへ行ってしまい不在。低調なメンバー構成のなか、万年2着だったヴィルシーナが3歳ながら圧倒的な人気。しかし、またも2着だった。だが、今年春のビクトリア・マイルで雪辱し悲願のGⅠ制覇となった。馬主は大魔神の佐々木元投手。

一方、今回人気になるであろうホエールキャプチャは一昨年のヴィクトリアマイルでGⅠ制覇。こちらも2・3着癖を克服、今年のヴィクトリアも2着し、この秋の前哨戦である府中牝馬Sでは久しぶりに買って復調気配。

3歳勢はオークス・秋華賞と変則2冠馬となったメイショウマンボ。

そういえば、ポール・マッカートニーが来週来日するそうだから、なにかサインになるかも。1枠①番にオールザットジャズなる馬がいる。ちょっと音楽関連なので気になりますね。しかも、さりげなくビートルズの一部アナグラムになっている。ずうとるび・・・みみたいな。(笑)1枠が2着になるかも。同枠は②番ディアデラマドレ(スペイン語で母の日)。

 

 


前の10件 | - 番組解析 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。