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第74回桜花賞をふりかえって [番組解析]

注目していたのは、⑩番。なぜならば、トライアルのチューリップ賞で高知の女性騎手・別府真衣ちゃんが7枠1⑩番クロスオーバーで出走していたから。

さらに、18頭フルゲートの出走馬中、10月デビュー(牡馬でいえば第二馬齢重賞の時期)の馬がこの馬1頭のみだったことに着目したからだ。少なくと前年には3頭ほどいたから、これは何かの役目を負っていはず。

それと、大局的にみて、前年は新設牝馬重賞のアルテミスSの出走馬が目立っていたが、今年は逆に阪神JF出走馬が非常に多く、3枠~8枠に全部いた。だから、常識的に阪神JFの反復レースになりそうだなとは思った。だから穴で来るなら1枠か2枠。・・・と期待していた。

もっとも、当日になって阪神5Rと6Rを裏ワザの順序変更というのがあり、これではタブー馬の⑱ハープスターと⑫レッドリヴェールで決まるしかない。と思った。案の定、パドックでは⑱がめちゃくちゃ風格も落ち着きもあり、騎手もオーラが出ていた。ただ、3着に2枠③番を期待したのだが、これも⑩番がつっこみアウト。

③番コーリンベリーに期待したのは、単にダート戦歴というだけでなく、前走の昇竜Sが今年から中京に移設されたことから。3着の⑩番もやはり、今年新設の中京こうやまき賞の勝馬だった。

さて、問題はなぜベルカントが1着枠(A枠)に必要だったか?ということ。実は昨年の2歳戦から夏の重賞には「見出走馬・未勝利馬」の出走が可能になっていた。そのこと当然知っていたが、それを馬券理論に組みいれるという発想が欠けていた。だが、人様のブログを読んでやはり重要なことだったと知った次第。(ベルカント自体は小倉2歳S②着だったが、一応、賞金加算に成功している。)まあ、だからといって、新潟2歳Sに「未出走・未勝利馬」はいなかったと思うが、そんなことは重要でなく、あくまでも制度上変わったということがポイントなのだ。実際、新潟2歳も函館2歳もフルゲートの出走で、決して「出走馬の確保」などというものが必要だったわけではないから、変更の理由のタテマエなんぞは酔っ払いの与太話に過ぎない。

「上級挑戦に意欲のある馬の出走機会を拡大する点から」出走制限を廃止します。(25年度夏期番組概要より)

そして最大のポイントは、ベルカントが昨年12月のGⅠで牝馬限定の阪神JFでなく朝日杯FSに出走したこと。かつてウオッカがこの阪神JF(ただし、阪神競馬場改築記念のサブタイトル付)を勝って桜花賞2着。そしてまさかのダービー1着。もちろん、牝馬限定戦はあっても牡馬限定戦というものはなく、ダービーも朝日杯も牝馬がそれこそ「出走意欲」があれば出走できるし、ダービーの目的は世代の最高の繁殖馬を牡牝問わずに決めることだ。

だが、歴史的に、牝馬がダービーなどに出走することは稀だし、違和感がある。その違和感のある不思議なことをベルカントが12月の段階で前触れしていたとなると、今回のレッドリヴェール・ハープスターのダービー出走宣言(のちにハープスターは断念を発表)は完全にシナリオだったといえるだろう。しかも、桜花賞前にハープスターはダービー不出走を発表したから、こちらが桜花賞は1着で、レッドはウオッカと同じ桜花賞②着⇒ダービー①着狙いというシナリオが濃厚。

本文はどうしてベルカントの枠がA枠だったという理由になっていなかった[ふらふら]

ベルカントのいた最大の理由は、前走TRのフィリーズレビューの当日も阪神5・6・7Rが順序変更していたこと。桜花賞当日の5R6Rも変更されていた


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