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永巷の女たち~クイーンズ [中国ドラマ]

この番組、当初はフィクションだと思い込んでいたのですが、なんと前漢王朝末期の歴史ドラマでした。

ヒロインの王政君は男みたいな名前ですが、女子名。気立てがよく、律儀で真面目な役柄ですが、実際には王家の従妹や父、兄、伯父、弟たちが権勢をふるったというから相当な悪女だったかもしれません。後漢の末期は三国志などで有名ですが、前漢末期の話は初めてなのでまるで知りませんでしたね。

しかし、こんな面白い話がなんで今まで小説なんかにならなかったのでしょうか?

とにかく日本では相当マイナーな話のようで、クイーンズはいまだwikiにもアップされていませんし、永巷(後宮のあった地名?)なる単語も検索してもまるで出てきません。なお、このドラマ、女性たちの着物を見るだけでも素晴らしいと思います。

 


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クイーンズ [中国ドラマ]

ジャクギの前にやっていたのが、このドラマ。~長安の乱。実はこれもBSでは見なかったのですが、最初から見たら凄く面白かったです。ただ、終盤はちょっと話がつまらなくなってしまいましたけど。全部ビデオにとっておいてじっくり見ました。

でも序盤は最高に面白かったし、毎回、意外な展開で楽しめました。これも韓ドラや日本の大奥とはレベルの違う素晴らしいドラマだと思いますね。

時代は最初よくわからなかったのですが、漢王朝らしいことはわかる。永巷というのは王宮のあるところらしい。後宮のことを永巷といっていますね。(日本ではなじみのない地名で、検索してもヒットしませんね。)王妃の位はいろいろあって、最初わかりませんでした。変な名前だな~と思っていたら王妃の位の名称でした。まあ、茶人子(チャアレンツー)ってのは明らかに位の名前だからわかりますけどね。司馬良娣(リョウテイ)の良娣は位で、変な名前の女だな~と思っていました。ただ、実際には皇帝でなくて皇太子の妻に対する位のようです。あと、婕妤というのが聞きなれなかったですね。後漢になるとこれらの爵位はかなり少なくなって整理されています。

終盤になってようやく、これは前漢末期の話だとわかりました。ヒロインの王政君(ユアン・リー)甥の王莽はのちに新を興した人物と分かって納得。デターで新を興した人物ですね。


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宮廷女官ジャクギ(若㬢) [中国ドラマ]

好評につき再放送です!⇒(BSジャパン)

前回は後半から見たのですが、今回はしっかりと第1回から録画。なるほど、第一話からみると本当に面白いですわ。特に序盤はコミカルな面が満載で、楽しい限り。前回は終盤から見たのでシリアスな場面ばかりだったんですわ。

それにしても、康熙帝。ドラマに登場する息子だけで14人。(死んでいるのもいる)それに、幼い18弟(夭折)もいたからまだまだいるのかも。亡くなった皇后への義理立てから愚鈍な皇太子(次男)を溺愛します。三・五・六・七・11・12弟は登場しないから死んでいるのか?あと長男は妾腹なので太子候補には最初から入っていない感じ。このドラマを見ると書剣恩仇録の雍正帝・乾隆帝につながる歴史がよくわかる。

このドラマ、今までにない筋書きと展開で、本当におもしろいですよ。とにかく見るべし!・・・です。私は中国語がある程度わかるので余計におもしろいですね。また武侠ドラマには出ていない美人の女優さんもたくさんでていますので、それだけでも素晴らしいです。これまでのタイムスリップものとちがって精神(魂)だけが過去に行って別人の体に入ってしまったという設定。(デビルマン状態?)完全に入り込んでいるので、本体の意思と記憶は完全にぶっとんでしまっている。しかもヒロインは歴史好きの現代女性なので、清の歴史も熟知。いったいどうたちまわっていくのか・・・といったところも見どころです。

ヒロインが入り込んだ体は一応満州貴族階級の馬爾泰・若㬢(マーアルタイ・ルーシー)って聞こえるんですが、ピンイン(ruoxi)をみるとルオシーか?でもお姉さんの蘭はルオランと言っているようには聞こえないんだよなぁ~。若蘭という名前は雪山飛孤にもいたな~。

また蒙古の王女の名前もミンミン(敏敏)で、これまた倚天屠龍記と同じ。蒙古にはよくある名前なんでしょうか?


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美女名鑑① [中国ドラマ]

永楽英雄伝の蛮公主(永楽帝の娘)。リュウ・タオ(劉・涛)。

その前にやった大人物・流星剣侠伝の公子楚(楚々)の女優さんに似ているなぁ~と思っていたのですが、あまりに雰囲気が違ったので別人だと思っていました。

しかし、先ほどレンタルビデオ店で見たら、なんと同じ人でしたね。しかも、この女優さん、天龍八部に出ていたと・・・。あら、誰でしたかな?

と調べてビックリ、阿朱ちゃんでしたよ。あら~、完全に忘れていましたね。

実は永楽英雄伝は2003年の作品で、天竜八部と同じ年だったんですね。一方、大人物は2006年作品。確かに、蛮公主のほうがちょっと若く見える。それにしても、名前のとおり、ハチャメチャな公主役だったので、楚々とは偉い違いで、同じ人には見えませんでした・・・。


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書剣恩仇録(再放送) [中国ドラマ]

金庸処女作。雍正帝が死に、遺言により次の皇帝が使命される。

清の雍正帝以降は、太子をめぐっての権力争いを防ぐために、跡継ぎは遺言書により決まり、厳重に管理される制度をとった。私も受験では世界史をがんばりましたが、そこまで詳しくは学ばなかったですね。

この物語は乾隆帝が実は母親が漢人だったという設定。

雍正帝自身も康熙帝の4男なので、本当は太子でなかった。遺書に14男とあったのを、重臣が十の字をとってしまったと言う陰謀説もあるようです。このように権力争いがすさまじかったために、ドラマのように弟たちをサスヘ・アキナ(豚、犬)という名前に変えてしまったというのも本当のことでした。

雍正帝は激務で死亡したようですが、処罰した家来の妻にクビを斬られたという伝説もあるとのこと。こちらはドラマよりも面白い話ですね。

 


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孫子兵法 [中国ドラマ]

今年、一押しのドラマを忘れていました!

BS日テレの『孫子兵法』。製作者はおなじみ金庸作品の人(張紀中さん)のようで、出演者も倚天屠龍記・大人物に出ていた人が登場しています。

レンタルビデオの箱をみて筋書きを追ったのですが、どうも全然違う!おかしいな~と思っていたら、このドラマは

孫子兵法大伝ではない!・・・のですね[ふらふら]

孫子兵法は、若き孫武(孫子)がの国で苦労する話から始まる。家同士の争いで、親友と決裂するはめになり、恋人とも別れることになる・・・という話。やがて呉越同舟で有名なの国の軍師になるようです。

放送は、なぜか月曜と火曜だけという変則日程なので、とても残念ですがとにかく面白いですよぉ~。この作品、どうしてチャンネルNECOの武侠ドラマ枠にならなかったんでしょうね?

私の名前の意味を知っているか?武とは戈を止めると書く

うーん、そうだったんですか!つまり専守防衛に徹するという意味なんですね。右翼の人に聞かせてあげたい。


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大人物 [中国ドラマ]

最近、おもしろいドラマが目白押しですが、金曜放送の『大人物』も面白い。

大旗英雄伝の古龍先生の原作。第一週の放送は見逃したのですが、本当におもしろい筋書きでグイグイ引き込まれてしまいます。

今週はようやく、主人公・楊凡(ヨウ・ハン)の正体が判明しました。しかし、鉄君(テツ・クン)とは何者なのか?また楊凡は妻の田思思(デン・シシ)に三行半(みくだりはん)を突きつけてしまいますが、中国でもあんなのが正式に有効なんでしょうか?!

しかしながら、もっと驚いたのは、あのカワイイ小間使いの田心(デン・シン)が実は敵の間者であったこと!いやぁ~、驚きました何の・・・[がく~(落胆した顔)]

最近のベストドラマ

・薯童謡(ソドンヨ)  

・チャームド魔女三姉妹(ファイナルシーズン)

・近肖古王(クンチョゴワン)

・大人物~流星剣侠伝

・塚原卜伝


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倚天屠龍記(再)1・2話 [中国ドラマ]

射鵰三部作の締めを飾る傑作が再放送。最初の方(主人公が生まれる前)を見ていなかったので、うれしい再放送です。図書館で原作を借りて読み話の筋がわかっているので、展開がすんなり読めます。好きな話がきれいな映像で再現されるのは、非常(フェイシャン)!に嬉しいですね。

武林至尊 寶(宝)刀屠龍 號(号)令天下 莫敢不従 倚天不出 誰興(与)爭(争)鋒

武林の頂点、宝刀屠龍、天下に号令せば、従わざる無し。倚天、出でずんば、誰か鋒を争わん。

主人公、張無忌(チョウ・ムキ)の父は武當(当)派の五番弟子、張翠山(チョウ・スイザン)。武当派は少林寺の見習い小僧だった張君宝が小林寺を追い出された後に、張三豊と名前を変えて独自に創意工夫して開いた一派。前作『神鵰侠侶』のラストで、少年だった君宝は神鵰侠・楊過からいくつかの武芸を教えてもらうとともに、偶然ではあるが九陽真経の一部を暗記し、深い内功を手に入れることになる。なお、苗字は同じ張でも、血縁ではない

物語は、この張三豊の90歳の誕生日から始まる。なお、張三豊は伝説の太極拳の創始者として実在した人物である。元代・明代の人で、本当に武当山で拳法の一派を開いたとされる。また、『射鵰英雄伝』に登場した実在の人物・丘処機の弟子で、全真教の道士であったという。

屠龍刀と倚天剣、天下に轟く名刀と名剣であるが、実は、隠された秘密があったのだった・・・。

第二話

三番兄弟子・兪岱厳(ユ・タイガン)を再起不能にされた張翠山は、怒り悲しむ。事件の全容を解明するため山を降りる。明教の一派、天鷹教教主の娘、殷素素(イン・ソソ)は影ながら翠山に好意をよせる。屠龍刀を手に入れて、お披露目をしようとした殷素素であるが、突然現れた明教の四大護教法王の一人、金毛獅王・謝遜(シャ・ソン)に奪われてしまう。素素も残酷な女だが、謝遜はそれ以上に強欲で傲慢な男であった。

謝遜は二人の男女を捕らえ、屠龍刀とともに北海の島へと雲隠れし、二人に屠龍刀の謎を解かせようとする。謝遜には妻子を殺した不倶戴天の強敵がおり、その相手に勝つためにはどうしても屠龍刀の秘密を解かねばならないと思っている。

 


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飛べなかったアニキ [中国ドラマ]

飛べなかったといってもタイガースの金本のことではない。(笑)

原作本を読んでいて、ビックリしたのは鵰兄(ワシのアニキ)は本当は飛べなかった!

えぇ~、神鵰侠侶では二人を乗せて飛んでますよぉ~!

なんでも、鵰兄は体重が重すぎて飛べないのだそうです。確かに、生物学的には至極ごもっとも。だから、本当は大きな翼で相手を押すことしかできないのだ。意外な発見!

それと、最終回だった倚天屠龍記だが、武当派の裏切り者である宋青書が最後、舌を噛んで自殺したが、原作では太師匠の張三宝に『この裏切り者!』とあっさりと殺されたんですよ。流石に、ドラマではそれはあんまりだと判断したんでしょうね。

もっとも、あんな植物状態なら殺して楽にしてやったほうが、情けというものか?


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倚天剣・屠龍刀の秘密 [中国ドラマ]

第38話にて、ようやく倚天剣・屠龍刀の秘密が明らかになった。まさに意外な急展開!

倚天剣・屠龍刀はただの武器ではなかったのだ。そして、なぞの黄衫(こうさん)の女の存在。

図書館に原作があったので借りてきた(マープルがなかったので・・・[ふらふら])。このドラマ、実は原作を読んでいない人にはわからない部分がけっこう多いのだ。

解説しよう!

まず、黄衫の女の正体ですが、姓がということが分かっている(楊姉さん)。ということはぁ~・・・?!あのいでたち(長い裾)と、華麗な動きから、明らかに古墓派(こぼは)の武芸ですなぁ~。おそらく、楊過の孫娘ってところでしょうなぁ。

なお、原作では実は翻訳を間違えており、九真経(きゅういんしんけい)が九真経(きゅうようしんけい)と混同してしまっている。だから、原作では周芷若(しゅう・しじゃく)の使う九白骨爪(きゅういんはっこつそう)が九白骨爪となってしまっている。

物語の序盤で主人公の張無忌(ちょう・むき)が猿の腹の中から、失われた九陽真経を発見するそうだが、これも前作・神鵰侠侶(しんちょうきょうろ)の原作(ラスト部分)ではあったのだが、ドラマではカットされているので、一般ファンには分からないであろう。それは、襄陽の戦いでフビライ・ハーンの進軍を退けた後、崋山で再び崋山論剣(かざんろんけん)が行われたのだ。ここにおいて、第二世代・五絶が決定する。(※崋山論剣自体は三度行われている。前回は、射鵰英雄伝のラストにおいて)

第一世代の東邪・西毒・北丐(ほっかい)・南帝・中神通にかわり、第二世代は東邪・西狂・北侠・南僧・中頑童となったのだ。西狂=楊過で狂=自由奔放という意味だそうだ。その後、楊過と小龍女、それをつけた郭襄が、玉女峰(古墓派の玉女素心剣法の名称はここに由来する)にいたり、そこで少林寺から九陽真経を盗んだ金輪国師の元部下(瀟湘子と尹克西)が、難を逃れるために猿の腹の中に隠したのだった。なお、このとき子供だった張三宝(無忌の太師匠)は九陽真経の一部を暗記していた。(※、九陽真経はその後数十年間、無忌が見つけるまで行方不明となっている)

さて、前回(38話)における少林寺での戦いにも解説が必要だ。

まず、無忌が周芷若に遅れをとったのは、内力を手加減したからなのだ。兪二伯が芷若の九陰白骨爪にやられそうになったので、割って入った無忌だが、そのとき、芷若がわざと内力を弱めたので、芷若が体力の限界で力尽きる寸前だと感じた無忌は拳を収めたのだ。だが、これは周芷若の卑劣な手口であり、一瞬の後、再び全力で掌に力を込めたために無忌は遅れを取ったのだ。

そして三人の高僧と戦った場面。卑劣な手口ではあったが、前日の競い合いで天下第一の武芸者となった峨嵋派掌門・周芷若を立て、無忌はあくまで助っ人としての立場に徹することにする。まず、戦い前に前日に芷若との戦いで深手を負ったと装うために、わざとよろめき咳き込んでみせたのだ。(これは、勝っても手柄は全部、芷若のものとの意味である。)さらに、無忌は全力を出さずに古い波斯(ペルシャ)の武術だけを使い、ぶざまに転げまわりながら戦った・・・とあります。明教(めいきょう)の源流はペルシャのマニ教にあり、このときも聖火令(せいかれい)を武器に戦った・・・とあります。だけど、テレビでは素手だったような・・・?

いよいよ今週はクライマックス。射鵰英雄伝~神鵰剣侠~倚天屠龍記とつづいた三部作もようやく終焉。第一作からつづくエピソードがうまく最後にきてまとまってきましたね。本ブロクの題名の元になった射鵰三部作です。(因みに、鵰=ティアオは鷲のことです)


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