王昭君 [中国ドラマ]
かなり以前のビデオですが、いまさらながら借りてみました。
おもしろい!!
しかも、主演はヤン・ミーちゃんですよ。しらなかったなあ~。高校生のとき漢文の問題集にあり、名前は知っていたのですが、詳しくは知らなかった。なんとなく、匈奴に苦戦した漢の高祖のときかと思い込んでいましたが、これは記憶違いで、前漢末期の話でした。同じドラマ「クイーンズ」で、主役だった王政君(王莽のおば)が皇后の時代です。
なんで、牝馬いや女性が〇〇君なのか、長年不思議でしたが、皇帝=君を招くという意味で招君とかつけるそうです。このドラマでは、ヒロイン自らが字を変えて昭君としていました。大勢いる側室の中には、一度も皇帝から声がかからいものもいるわけですね。
皇后(このドラマでは悪役)の王政君は、妬みから昭君の絵に「泣きぼくろ」をつけてしまいます。縁起が悪いとの理由で皇帝は彼女を召しませんでた。匈奴の一部族を懐柔するために、公主を降嫁させる約束をしますが、皇帝があってみるとほくろはなく、手放すのが惜しくなります。漢文にもあったように、しかしながらすでに「名字」(姓とあざな)を伝えた後なので、替え玉はききません。皇帝は泣く泣く、彼女を匈奴の王に与えることとになります。
なお「あざな=字」とは、ペンネームみたいなもので、通常は自分でつけます。昭君の場合は、田舎(楚)の庶民で、字はまだ持っていなかったので、都についからつけました。だいたい「字」とは何なのかも知らなかった。楚は有名な項羽の国ですが、中原から離れ、儒教もあまり浸透しておらず、詩人の屈原が尊敬されている地方だとのことでした。
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