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松竹梅② [漢字]

ユダヤから太秦の謎が解けたんで、久しぶりに『億ウソ』(億のウソ道)を読んだ。そしたら、松の話がでていました。

そう、あの話題の梅ちゃん先生の松竹梅の話でもあった松子姉さんの松。

日本の地名でいくと、高松、松江がある。まあ、全国的にも松のついた地名はかなり多いだろう。特に四国には松、知とあるから、高の方は、単純に高句驪の高に由来しているのだろうが、松にも意味があったようだ。まあ、日本の地名は実にいいかげんなので、実際に、松ノ木が生えいているかどうかは関係ないことが多いでしょうね。

それを説明する前に、将棋のプロに行方(なめかた)さんという人がいる。なんでナメなのか?こんな読み(訓)は辞書にも載っていないという。ネコに舐められたわけではない。実は、(エイ)という漢字の部首は一般には両サイドのユキガマエ(行)なのだが、真ん中の韋(イ・なめしがわ・そむく)が部首ともとれる。で、その省略されたの部分がナメなわけなんですね。いやぁ~、目から鱗。いやナメから鱗がとれました。

ということは、当然このほかにも漢字の省略が結構、あるのだろうと類推できますね。それらが分かれば、由来不明のたくさんある日本の地名の謎が解けるわけです。

有名な倭国でも、金印の文字は倭でなくて委になっており、ニンベンはついていない。まあ、これは省略でなくて、もともと委奴(イヌ、イド、クカラカヤ)国と読むのかもしれないが・・・。

さて、本題の松。朝鮮ドラマでも旧高麗の都ケソン(開城)はソンド(都)といって、質の高い芸妓で有名だった。そうすると、やはり魏史倭人伝や三国志に関連して、満州・帯方郡あたりを根城にした公孫氏を思い出しますね。公孫氏のも実は、松からキヘンをとって公にしたのか?そして、発音のソンを孫という字に替えて付け足した。だから中国では珍しいニ文字姓になったと思える。(中国では基本的に姓は一文字、国の名前も一文字ですね)

その後、公孫氏は曹操や司馬氏にやっつけられて、司馬氏の部下の丘倹(カン・キュウケン)の支配となる。さらにそれを天龍八部で有名な慕容氏が乗っ取って燕国ができた。倭国も燕国の支配下となったことは想像に難くない。さて、その毌(カン、つらぬく)という姓も実は、(カン)から部首の貝の部分をとったからカンなんですと。いやいや、またまた目から鱗。

では、なんでこんな部首や旁(つくり)が省略されるのかというと、動物や植物の部分(韋、貝、木など)は人間でないから嫌われる・・・ということのようです。そうなると、逆に倭国の場合は、人間以下(蛮族)だからニンベンをとられてしまったのか?[わーい(嬉しい顔)]

そういえば、民主党に松原なんて日本の歴史に無学な右翼政治家がいるが、自分の苗字の由来ぐらいは勉強した方がいいんでないかい?

昔、ジャイアンツに末次なんて選手がいたけど、松は末(マツ、スエ)になることもあるようだ。島根県の松江の中心地は末次というらしい。このスエツグ、須衛都久(スエツグ)神社なんてのもあるそうです。意味は松都から来た。⇒松(末)都来⇒須衛都久。


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collet

関係ないかもだけど・・・
韓国へ行った時、バスに乗り高速道路を走る機会がありましたが、
窓の外を見ながら松の多さに驚きました。
とにかく、向こうの山に見えるのは松ばかりで!
日本との違いを痛感しましたよ~(+_+)
by collet (2012-10-05 13:14) 

降龍十八掌

colletさん、ありがとうございます。
そうなんですかぁ~!日本は杉ばかりだから花粉症になるんですね。
松竹梅の意味から考えると、松より梅のほうが格が高いともいえますね。まあ、colletさんの食べるのはいつも松コース並みでしょうが・・・。(笑)
by 降龍十八掌 (2012-10-05 14:40) 

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