隠蔽捜査4~3.5 [読書]
今野敏(こんの・びん)の警察小説、第四弾、
隠蔽捜査4転迷 を一昨日買った。
さらに、今日またTUTAYAにいく機会があって、ちょっと覗いたらなんと
隠蔽捜査3.5初陣
が目に付いた。そういえば、丁度一年くらい前に広告で見ていたのだが、すっかり忘れていました。並んでいたのに、先日は目に入らなかったんですねぇ~。『初陣』は時間的に遡って、主人公・竜崎がまだ警察庁総務課総務室長時代、同期の伊丹が福島県警刑事部長時代の話。
二人はいわゆるキャリア組だが、竜崎が東大法学部出身なのに対して、伊丹は私立大学出というセ設定。(まあ、おそらくは早稲田か慶応ということなのだろうが。小学校の同級生ということなので・・・)。公務員キャリアにおいては、東大と私立大学というのは、お蝶夫人と岡ひろみ・・・ぐらい違う。
さて、福島県警は未だに薩摩・長洲に対する敵愾心が強く、山口・鹿児島出身の人が赴任してくると意地悪されるらしい。警察庁のことをサッチョウというのも、その辺の意味もかけているということだという。なんでも初代・警視総監(大警視)は鹿児島人で、その後内務省や特高警察、そして今の警察に歴史的に繋がっているとのこと。警視庁は制度上は、47都道府県警察の一つにすぎないが、実際には内務省の管轄下にあり、国家警察的立場にある。まあ、JRA(中央競馬会)が農林水産省の管轄化でコントロールされているのと同じ。
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