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水戸黄門、海を渡る! [時代劇]

題名から、てっきり、ドラマ『水戸黄門』が海外で放映されるようになった・・・という意味だと思っていたら、そうではなくてれっきとした映画版・水戸黄門のタイトルでした。

てっきり、仕事人みたいにアヘン戦争のホンコンあたりに出張するのを想像したのですが、海は海でも青函海峡で、蝦夷地(北海道)の松前藩とアイヌの騒動を解決にいく話でした。

主演は、長谷川一夫。助さんに市川雷蔵。格さんが勝新。なお、長谷川一夫は、フケ役はやだ!といって大酋長シャクシャインとの一人二役も演じるというわがままぶり。

物語では、シャクシャイン(1606年~69年)は父親が日本人という設定。妹と母、自分を捨てた父親を憎んで育つ。そして、コンプレックスをばねに努力精進し、ついにはアイヌの大酋長になったという設定。だが光圀の生年月日は(1628年~1701年)だから、シャクシャインのほうが本当は年上じゃ!映画では、最後に黄門が『シャクシャイン兄妹の父親になってやってもよいぞ』・・・というセリフがある。

しかもシャクシャインは、史実では松前藩の騙まし討ちにあって、和睦会議に出席したところを暗殺されたということになっている。つまり、日本人側は神武天皇の大和征服の時と同じやり方をしたというわけだ。シャクシャインよ、日本書紀と古事記をちゃんと読んでおくべきだったな。


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たいちさん

ずいぶんクラシックなドラマですね。映像はカラーでしたか。
by たいちさん (2011-04-03 17:21) 

降龍十八掌

たいちさん、ありがとうございます。
デジタルリマスターのカラーでしたね。本当は当然、白黒なのでしょうが。
アイヌの衣装もカラフルでしたよ。
by 降龍十八掌 (2011-04-03 18:19) 

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