羽生名人、竜王戦挑戦者に決定 [囲碁・将棋]
現在、絶好調の久保二冠(王将・棋王)と絶対王者の羽生二冠(名人・王座)の挑戦者決定3番勝負は、羽生名人の2連勝となり、竜王戦への挑戦者に決定した。
それにしても羽生名人はすごい人だ。今日から王座戦を戦うのだが、王座戦はこれまで18連覇!!しかも、ストレート防衛がめちゃくちゃ多い。これはまさに神業としかいいようがない。
さて、竜王戦は読売新聞が十段戦を発展的に解消、優勝賞金は名人戦を超える最高賞金(3900万円)を設定して始めた棋戦。
歴史的にはもっとも新しいが、名人戦への対抗意識か高額の賞金を出し、一応、棋界最高峰のタイトル戦ということになっている。けど、なんか靖国神社みたいなもので歴史の重みがないようなぁ~。システム的(正確には複雑)には、全棋士に挑戦資格がある。純粋な(一発勝負の)トーナメントではなく、ランク別(1組~6組)にトーナメントを行うので、4段などの新人クラスでも調子がよければ挑戦者になりえる。理論的には女流プロやアマチュア名人でも挑戦者になりえる。
実際、今までは当時の島朗(あきら)六段、羽生五段、藤井猛六段、渡辺明五段といった若手・下位者が初タイトルを獲得している。このあたり、なんか宝くじ的な面も感じられるが、その当時に勢いのある棋士が挑戦権やタイトル奪取をしているともいえる。
賞金がこんなに高額とは、知りませんでしたね。
by たいちさん (2010-09-12 19:17)
たいちさん、ありがとうございます。
名人戦と竜王戦は特別ですね。棋界全体としては資金繰りが苦しくて、名人戦の主催者変更騒動などもありました。
by 降龍十八掌 (2010-09-13 10:34)