本当は情けない?~善徳王 [ドラマ]
ドラマ善徳女王では、バイタリテイの塊みたいなトンマンですが・・・
ドラマ淵蓋蘇文では・・・
善徳王(当時は女王・クイーンという言葉はなかったようです)の時代になって新羅は弱体化し、百済に40城もの城を落とされてしまったそうです。どうも、百済武王(有名な薯童謡ソドンヨ)、百済義慈王と二代続いて百済に押されっぱなしだったようです。
どうも、本当のところ新羅の聖骨が尽きたため、仕方なく王位についたお飾りだったようです。政治に興味もなく、実際には大臣にまかせっきりだったとも言われています。仏教に凝って、国を弱体化させた暗君ともいわれています。
総理大臣(上大等)にあたるのは、閼川(アルチョン)(善徳女王ではユシンの最初ライバル、今は友人)で、実際、後に真徳王(これも女)が死んだとき、はじめ武烈王(春秋)でなく、アルチョンが王位に推されたそうです。(ただし、彼は高齢を理由に辞退)
春秋(チュンチュ)は母はチョンミョンですが、父方の祖父が廃位された王なので、聖骨(ソンゴル)と認められないのですね。庾信(ユシン)も父方が伽耶(加羅)の王族なので非主流派だったようです。
調べていたら、春秋は若くして結婚しており、娘・古陀炤(コタソ姫)が大耶城に嫁いでいるのですが、この城が百済に陥とされ、娘も殺されたそうです。その後、彼は百済を余計に恨むようになったとか。(今日の淵蓋蘇文では、この娘が登場しました。)
このように春秋はまだ40歳ぐらいで、娘が嫁いでいるのですが、そんな時に庾信の妹に目をつけて嫁に欲しがったんですね。(実際は庾信が売り込んだのかもしれませんが・・・)ドラマでは、庾信と蹴鞠というよいサッカーをしていました。お互いに非主流派の王族で、利害関係が一致して同盟したとも言われています。
いろんな時代劇があるとはいえ、コントかよってぐらい、突っ込みどころの多いヨンゲソムン、今回は政治に興味のない善徳女王ということで。お化粧にも興味ないのか、色恋なしなのでしょうか。
善徳女王がやりてだったら、ソヨン姫が、私も女王様になる、という展開もありえたのにと想像すると残念です。大粛清を無表情で見守り、これから何をやってくれるかと楽しみにしているのですが、双子を産んで21日で禅寺に預けましょうって、育児放棄にも見えますが。ゲソムンの家の女たちは、頼りになるんだか、頼りないんだか。
by あしか (2010-01-26 11:47)
あしかさん、ありがとうございます。
ほんと、コントはオア歌ぐらいにしておいてほしいものですね。(笑)
あのやる気ないババアのトンマンにも参りました。
私は、前の奥さんの子供のナムセンが楽しみです。テジョヨンでのナムセンは情けなかったですからね。
by 降龍十八掌 (2010-01-26 21:52)
淵蓋蘇文と善徳女王を比較しながらの記事は、面白いですね。私は淵蓋蘇文を観ていませんが、少し分かるようになりましたね。
by たいちさん (2010-01-27 12:46)
たいちさん、ありがとうございます。、
ほんと、淵蓋蘇文をみていると中国・朝鮮の歴史がよくわかります。
本当は、これに倭国がからんでくるのですが、残念ながら唐・百済・高句麗・新羅・倭国と全部滅んでしまって当時の歴史書が全く残っていないのでほんとうの歴史が埋まってしまっています。
by 降龍十八掌 (2010-01-27 21:11)