一人のバカでできることは、もうひとりのバカもできる? [英語]
英米の数学の古典的名著らしい『Calculus made easy』
簡単に作れられた計算方、つまり『初心者でもわかる簡単な算術』って感じでしょうか?その、75年ぶりの改定版がマーチン・ガードナー先生によって出版された。
その序文かなんかなんかで、古代Simianのことわざがでてくるんですが
辞書を検索すると、猿人の・・・って意味しかでてこない。でも、先頭のSが大文字だからこれはあきらかに古代ギリシャあたりの国の名前+anだと思うんだけど・・・。日本語のサイトではまったく、見つからないし、英語のサイトでは意味まで解説していないので意味不明。『この記事を翻訳する』をポチっとしてみても、機械的な訳でまったく参考にならず。ただ、古代Simianのことわざ・・・ってとろころだけは参考になったのですが。
What one fool can do、another can.
一人のバカができることは、他のバカもできる?
なんかおかしいですね。これじゃ、読者をバカにしているじゃないですか。
英文、しかも数学の入門書(といっても積分や微分、サイクロイドっぽい)なので、なかなかサラっと読めないのですが、ニュアンスとしては、
数学の専門家が書いた本は、初心者にはわかりずらいので、初心者にも楽しんでもらえることが大切だ・・・といいいたいようです。この本の初版は19世紀末~20世紀はじめのようなのですが、作者のソンプソンさんは、多くの数学の教本が筆者の知識をひけらかすだけで、学習者の立場にたって書かれていないことを批判しているようです。
つまり、このことわざはおそらく、数学の教師の心得を述べているもののようで、内容は
『一人の解らない生徒を理解させることができれば、他の生徒もわからせることができる』って感じの意味ではないのかと類推しています。
他の数学者も、このことわざを利用して、doをunderstand に変えて使用しています。
もっとも、数学初心者向けとは言っても微分・積分記号やギリシャ文字の説明から始まっているので、実際には大学レベルの初級者が対象のようですけどね。(アマゾンのサイトで表紙をクリックすると、内容の一部がご覧になれます。)
微分積分を勉強した時代から、かなり年数が経っているので、もう理解出来ないでしょうね。(当時は数学が得意だったのですが)
by たいちさん (2009-07-07 15:30)
たいちさん、安心してください。
この本を読めば、かんたんに解るようでうすよ。(笑)
ただし、英語なので、序文で苦戦です!
by 降龍十八掌 (2009-07-07 16:39)