鞍馬天狗

来年のＮＨＫの木曜時代劇では

鞍馬天狗を『あぐり』の野村萬斎さんが演じるそうなので楽しみ。

野村萬斎（小野宗房／鞍馬天狗）さんから…

　私が何代目かというのは、・・・よくわかりませんでした。

　今回作品としてひねりがあるのは、その小野宗房という人と鞍馬天狗が同一人物ということが一つのポイントかなと思っています。これが倉田典膳という浪人になり、それが鞍馬天狗になる。私としても演じがいがある所かな、という風に思っています。

　いろいろなヒーロー像の原点なのではないかというようなことで、・・・

　それから、頭巾にはこだわりました。イカのような頭を、なるべくかっこよく見せようとしているうちに、だんだん戦隊物みたいになってきた・・・

　なぜ、鞍馬天狗という表題なのかというと、実は原作にも無いのですが、今回のオリジナルとして鞍馬の山で天狗に教わった、というそのままの、まあ、牛若丸というイメージも少しは借りて、・・・ひらりひらりと怪しく、怪しいままに行くかと思いますが、

　生活感のある日常に身をやつしながらも、そこで確信する許せないことを懲悪しに立ち上がって、鞍馬天狗に変化するというような構想でいきたいな、と思っています。