酸化と還元 [理系学問]
高校生になると理科は格段に難しくなる。まるで素人がエベレストに登るような感じである。
さて、中でも難所?となるのが私の場合は酸化と還元。
そもそも酸素と化合するのが酸化なのだが、酸性になるという意味ではないので紛らわしい。
しかし、定義が拡大されて、電子を放出する変化を全て酸化ということにされてしまった。
そこから酸化数というわけの解らないものが出現。化学の最初に、共有結合や最外殻電子の価電子数を習うのだが、それとはまた違う。
懐かしい『水平リーベ・・・』(H・He・Li・Be・・・)からC(炭素)は+4、O(酸素)はー2などと習う。この数って絶対的なものだと思っているアタマには、このいわゆる原子の腕の数が変化するというのは、非常に混乱する。(二重結合や三重結合があるせいでしょうか)
まして
KMnSO4+H2SO4+H2O2 ⇒ K2SO4+MnSO4+H2O+O2
とかなると、目が点!!
こんなん、どうやって係数をあわせりゃいいんじゃ!
そもそも、どういう方向に変化が進むのか?要するに基本ができていないんですかねぇ~。確かイオン化傾向ってのがあったから、K(カリウム)が先にイオン(K+)になるかなぁとは思うのだが・・・
さらに酸化剤と還元剤の問題
KMnSO4 ⇒ K2SO4+MnSO4
過マンガン酸カリウムが酸化剤(自身は還元される)なのは、酸化数が現象しているから理解できるのだが・・・
H2O2 ⇒ H2O+O2
過酸化水素水(オキシドール)が、なんで還元剤(自身は酸化される)なの?
酸素(O)に関しては、左辺で酸化数が-1のものが右辺ではー2になっているのだから
酸化数は減っている=相手を酸化している=酸化剤じゃないの?
因みに解説を見ると
H2OでなくO2の方に着目して、酸化数がー1から0になっているか還元剤ということ。でも素直に見るとO2ってのは、分離して出てきたものであり、本体は残りのH20だと思うんですけど・・・
そもそも、H2O2が何か(ほかの物質)を還元しているわけでない(分離してるだけで)・・・ような気が
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