この国の’本当の’かたち [歴史]
今日はチャンネルNECOさんで、ドラマ『五稜郭』の再放送をやっていた。こいうのって、いかんですね。涙がぼろぼろ、ウルルン状態になってしまいます。
官軍ぎらいの私としては、全くやるせなくなってしまうとともに、なんで
皇室が滅びないのか?
と不思議でたまらない。
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歴史を論ずる人は多く、歴史を知る者は少ない。明治以降、「天皇家中心」の歴史が語られてきた。教科書として公布されてきた。それは”もっとも”だった。「将軍家中心の時代は終わった。これからは、天皇家中心である。」そういうイメージを「歴史」とし、それを「常識」とする国民を一斉に”創り出す”ためだったからだ。
だが、古代の”ありのまま”の姿を見据えれば、そこには”ズレ”があった。重大な”ズレ”である。たとえば、なぜ古事記、日本書紀とも、後漢の光武帝授与の金印の記事が「0」なのか。なぜ白村江の時代に存在した、太宰府や筑後川流域を囲む、長大な「神籠石」山城群の記載がないのか。なぜ日本列島の中央におびただしく存在した、あの「銅鐸」に関する両書の記述が絶無なのか。ー問い出せば、きりもない。生徒や学生たち。若い頭脳はこれを不審としないのか。ただ与えられた、いわゆる「歴史」を暗記するだけ。そういう「歴史」の認識はあまりにも浅い。無残だ。
昨年来、続出する「寛政原本」東日流(つがる)外三郡誌・内三郡誌の原本は、同じく従来の教科書になき古代世界をわたしたちに告げる。これにも、明治以来の学校は「目をそむけ」続けてきたのである。
あるいは、信州(長野県)の「八面大王」伝承、あるいは南米(エクアドル等)の「古代日本語地名」の実在。独創的な若い頭脳はこれらに目を向けはじめる。そして「周知」だった”志賀島の金印”に大しても、全く新しい「歴史を見る目」が向けられる。それがこれからの「日本を深くする」時代だ。そしてそれはやがて「世界」を見る人類の目を全く新たに深くすることとなろう(古田武彦)。
参考
・南米、ペルーやエクアドルに日本人そっくりの顔の人たちがいるのは有名。最近の調査では、ウンチに含まれるばい菌から、日本人の縄文人とまったく同じ人であることが判明している。なお、北アメリカから来た場合は、温度が低いので菌は死んでしまう。つまり、彼らは赤道付近の潮流にのって南米に到達した縄文人なのだ。縄文土器とそっくりな土器も発見されているというから驚き!
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