映像科学館(NHK) [理系学問]
NHKの映像化科学館という短時間番組がある。ときどき偶然見るのだが、これがなかなかいい。今回は恐竜の話でした。
恐竜が食べていたのは裸子植物。へぇ~、へぇ~、へぇ~。
裸子植物。進化でやりましたね。普通は海草からコケ、シダなどの胞子植物。次に出てくるのが裸子植物で、イチョウ、球果類(マツボックリをつくるもの)、フネツム類、ソテツ類。
ところが、或る時代から被子植物が誕生する。
裸子植物から被子植物へ
花と昆虫 花を咲かせる植物が登場。昆虫は花粉を運ぶことで、より被子植物は広い範囲で繁殖する(現在22万種ほど)こととなる。おかげで、裸子植物は居場所がなくなり、衰退。(全体で740種程度。イチョウは現在では1種類しかない)
巨大恐竜は適応できず
なんと巨大恐竜は被子植物を食べることができなかった。歯の構造のせいでしょうか?
一部(トリケラトプスなど)の恐竜は適応できた。アゴが発達していたため。暖かい地方(花が咲くような)で繁殖した。
被子植物の更なる進化
花だけでなく、果実を作るようになる。現在の哺乳類はだいたい、果物を食べるのだが、昔は適応できずほろんだ生物も多かった。
隕石の衝突による寒冷化がさらに拍車をかける
6500年前(中生代前)の隕石の衝突により、さらに恐竜・翼竜の衰退に拍車がかかり、絶滅に繋がったのではないか。
翼竜
恐竜とは違う種類の爬虫類。翼というより、一枚の幕になっていて、グライダーのように滑空する。 空洞の骨(1ミリ程度)は軽くて丈夫で、空を滑空しながら海の魚をとる(全世界に化石あり)
始祖鳥
ウロコが羽毛に進化。歯があり、鋭いツメもある。羽毛の集合が翼となっている。
ジュラ紀の森の中を飛ぶ(翼竜のように大空を飛ぶことはできない)
化石はドイツだけでしか発見されておらず、したがって今の鳥の先祖ではない!! へぇ~!
シノルニス
始祖鳥より小型。胸の骨が発達(翼を動かす筋肉が発達)しており、骨も空洞で現在の鳥と同じ。最初の鳥類(白亜紀に繁栄)と考えられる。
翼竜は巨大化の一途をたどる
30センチから数メートルへ。やがて、恐竜とともに絶滅。
身近な鳥をじーっと見ていると、だんだん恐竜っぽく見えてきます。
特に足の爪のあたり。
ところで、地球がいま氷河期に向かっているというのは本当なんでしょうか?
by チヨロギ (2006-02-04 11:43)
今週は忙しくて、お返事が遅くなりましたこと、お詫び申し上げます。
氷河期。人間の心が氷河期になりつつありますかね?
気温は日本に関しては、雪も昔に比べて降らないですしむしろ温暖化でしょうか。気候のサイクルは10年単位、100年単位、1000年単位などろいろスパンがあるので、10、20年スパン程度の変化は偶然ではないでしょうか。特に日本列島は細長いので、たまたま波がずれたりすると厳冬になったり、暖冬になったりするようです。
by 降龍十八章 (2006-02-05 12:27)