Xの悲劇2 [推理小説]
いよいよ事件発生
地方検事と警部が話した先週の事件とは?
ことはホテルの一室から始まった。
金融仲買人の男と愛人(女優)が、共同経営者夫婦、知人、などを招いてなにやらパーティーを開いた。
不穏な空気の中、パーティーは終了。そのとき、彼は全員に週末は俺の家ですごしてくれと提案する。(半ば強引に)
彼は左のポケットからメガネケースを取り出し、ケースからメガネを取り出した。
その後、メガネをしまい再びケースにしまい、もとのポケットに戻した。
ホテルを出てタクシーを捕まえようとボーイに言いつけるが、その時、突然雨が。
しかたなく、路線電車に変更といい、一段は通りかかった電車に殺到する。
女は彼の左腕につかまっていた。
満員の電車の中で、小銭を取り出し、紙幣車掌に渡す。女は一団と一緒に車両の前部へ移動。
左の(上着の)ポケットからメガネケースを取り出し、脇に抱えていた新聞を読もうとしたとき、彼は左手から出血していることに気づく。何かを引っかいたようだ。
だが、数分後、彼は死んでしまう。
ポケットの中からは、コルクボールに針が何本も刺されたものが発見される。
針にはニコチンが塗られていたようだ。
しかし、いったい、いつの間にそのハリボールは彼のポケットに入れられたのか?
2005-11-20 12:10
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