将棋ソフト疑惑・詳細 [囲碁・将棋]
かなり詳細が分かってきた。将棋を知らない人には、被疑者がかわいそう・・・という思う人がいるかもしれないが、データを照合すると、そう簡単な問題ではないとわかってきた。
三浦九段の、疑惑の4戦でのソフト(「技巧」)との一致率が終盤で93%だったと判明。相手の対局者は60%程度だった。これは明らかに異常。また、プロならば体感的に、「勝負所での一手」に違和感があれば、すぐにわかるという。どうやら、複数のトッププロがそれを感じた。
しかも、相手は全部、過去対戦成績で三浦九段におおきく勝ち越している 渡辺、郷田、久保といった超トッププロ。いっぽう、三浦九段は昨年から成績はかなり悪く、今年はA級陥落の可能性も高いという。それだけに、そんな三浦九段が急に、7月以降に渡辺竜王に3連勝したり、郷田・久保に勝つというのも大変な「違和感」がある。さらに竜王戦挑戦者決定戦で丸山九段相手に2勝できたということ。さらにいえば、局後の感想戦でもソフト「技巧」の読み筋を完全に一致した読み筋を披露していたというから、対局者は全員が疑惑を抱いたのは当然なのだ。(およそ、この読み筋まで完全一致というのは、ありえないという)。なぜ7月以降に勝ちだしかというと、7月以降に技巧のアンドロイド版がスマホにアップされるようになったからだ。三浦九段のスマホがアンドロイドかどうかは不明・・・(笑)
これでは、疑われてもしかたないだろう。これが一般社会ならば、「疑わしきは罰せず」なのだが、いやしくもスポンサーから巨額のお金をもらっている以上、将棋連盟は看過できないとは当然だ。もしも、竜王戦でも技巧と指手が一致したならば、どうなるか!・・・スポンサーの撤退、ひいては、全タイトル戦から引き揚げ=将棋連盟の消滅にもつながりかねない大問題となったろう。よって、連盟の理事が協議して、対策を考えたのは当然で、なにがしかのアクションをとるしかなかったのだ。
連盟としては、むしろ、三浦九段を証拠がないから、処分はせず、「自ら休場届」を出してもらい、スポンサーには挑戦者変更で納得してもらうという=大岡裁きだったというべきだろう。 だが、三浦九段は、休場届は自ら犯行と認めることになると思い、届を出さなかった。これがために、連盟は「休場届を出さなかったことに対する処分として、出場停止。来年1月復帰。追加調査はしない」と決めた。
だが、 残念ながら事実誤認や不明確な状況から、三浦擁護派からも三浦断罪派からも将棋連盟は批判されることになった。渡辺竜王に対しても、かなりの批判が噴出してきた。(三浦さんも「自分から休場するとは言っていない」など・・・、言い分が異なる)(三浦九段を呼んでの理事会はあくまでも聞き取りであって、処分前提ではなかった」など)。
個人的には、三浦九段が成績が落ち込んでいるのに、若い嫁さんをもらったのが、「あせり」の原因となったのではないかと疑わざるをえない。もしも、ホントウに不正をしていのなら、自白して、一からやり直すのが一番だと思う。自白しないで、黒と立証されたら、棋士人生は終わりである。自白なら、 一定の処分ですまされるだろう。
今後は、(スマホ持ち込みできなくなるから)実力で勝って、無実を証明するしかないだろう。もしも、来年1月以降に復帰して、負けがこんだり、ソフト「技巧」との一致率が下がったりしたら、「ヤッパリクロ」だといわれてもしかたないだろうね。
連盟が、これ以上の調査しないとしたは、おそろしい妙手だったかもな。あとは、実際の成績と棋譜で証明できるもんな。
不正行為を行った三浦九段をなぜ多くの人々が必死にかばい続けるのかが分かりません。 三浦九段は、職を失うかもしれませんが、あくどいことをしてしまったので、やむを得ないことです。
by あかちゃん (2016-11-04 19:45)
あかちゃんさん、コメントありがとうございます。
まあ、絶対にクロという証拠はありませんから、公式には断言できません。ただ、たとえ自白してもプロ資格のはく奪は、あまりにもかわいそうだと思います。まあ1年間の出場停止ぐらいでいいかと思いますね。
by 降龍十八章 (2016-11-04 23:46)
未だに「千田率」と呼ばれる証拠能力の無い数値を根拠に三浦九段を中傷する記事が有ることに呆れます。もっとしっかりと調べて、削除なり訂正なりすべきでしょう。
by お名前(必須) (2016-12-15 11:25)
個人の感想・印象ですので、ご理解ください。
by 降龍十八章 (2017-01-31 21:29)