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氷の微笑2~真犯人は? [映画]

冒頭の事故

小説家のキャサリン・トラメルはラリッている恋人(英国の黒人サッカー選手)を助手席にのせ180キロで暴走中、川に落ちる。助手席のシートベルトをはずそうとするが故障している。仕方ないので、自分だけ脱出。

刑事ロイ・ウイッシュボーン

警官は、死んだ恋人だけ麻薬以外にDTCを摂取しており、水死する以前に肺の機能を失っていたという。だが、彼女はそれは誰かのウソだという。

確かに、彼は息をしていた。二人は車の中でマスターベーションをしていたのだから。ということは、①売人がウソをついているか②警官が彼女を犯人にしたてようとしているかのどちらか。

ということになり、彼女は少なくとも冒頭の事件では無実ということになる。後に、彼女はグラースに対して、あの警官は自分とセックスしなかったから怒って自分を有罪にしようとしていると告げる。

だが、それはウソなのかどうか?ただ、警官が職権濫用で美人の容疑者に取引を持ちかけて抱こうとするのは十分にありえることだ。

 

取調官ウイッシュボーン

担当のデカは、最初から彼女が犯人だ、絶対にぶち込んでやると息巻く。しかし、DTCの売人が別件で偽証をしていたことがわかり、(証拠能力に疑いがもたれた結果)彼女は保釈される。だが、デカは「彼女は絶対にまた殺るぞ・・・」と予言する。

精神分析医マイケル・グラース

立件のための審問前に彼女を診察した精神科医グラースは彼女は危険中毒(Aタイプ人間)で、虚言癖があるという。

小説家キャサリン・トラメル

演じるシャロン・ストーンは本当にIQが150で頭脳明晰な天才。演じるトラメルという小説家も観察力に優れ頭の回転も速い。彼女は体験したことをモチーフにセックス・殺人・暴力をテーマとした小説を書いている。つまり本能にもとづいたもだ。この映画の題名もここからきているというわけか。やがて、グラースを気に入った彼女は直接、彼に精神科の治療をしてくれと依頼する。

こうして、彼女の次のターゲットは決まった。男をもてあそぶだけなのか?それとも本当に彼を罠にはめようとしているのか?

記者アダム・タワーズ

彼女はさっそくグラースの過去の人間関係を洗い出す。彼の以前の因縁の相手が記者のアダム・タワーズ。後に明らかになるが、グラースはスネに傷持つ鑑定医で昇進のネックになっている。実はそのとき有利な証言をしてくれたのが刑事のウイッシュボーンだった!

以前に無罪と判断した人間(チェズラフ)がその後事件を起こしたという致命的な誤診をおかしていた。

第二の事件

グラースのわかれた妻(デニース)の今の男がベッドで裸のまま首をくくられて死んでいた。彼女に電話をもらったグラースはその時、恋人ミシェルとセックス中だったが現場へ駆けつける。 恋人とセックスしていたグラースだったが、最後は彼女の体位を変えさせてバックでつこうとする。彼が見ていたのは、キャサリンの写真だったのだ。

この辺で、徐々に魔性の女キャサリンにはまっていく彼の精神状態が描かれている。

しかしながら、実は死んだ男はキャサリンとも関係があったこと判明。容疑者は①グラースの別れた妻(第一発見者)②グラース(嫉妬)③キャサリン(愉快犯)

第三の殺人

記者のアダム・タワーズも殺される。しかも取材ノートやハードディスクなどすべてが消えいていた。彼はグラースに不利な証拠ももっていはずであり、刑事のウイッシュボーンはグラースも容疑者であると告げる。だが、まだ友人ということで、チェズラフの裁判で偽証をしたと別れた妻デニースが言っていたぞとアドバイスをくれる。彼女に聞けば、取材ノートのありかもわかるかもな・・・と言い残す。

大事なことを記者に話したな・・・と別れた妻を詰問するグラース。彼女は逃げ出す。

元妻デニース

五分後、グラースがデニースを追いかける。だが、彼女は首を裂かれて死んでいた。とうとう容疑者として尋問されるグラース。ウイッシュボーンはデニースがチェズラフの裁判の件で、彼女はお前の偽証を証言するといっていたぞと尋問する。さらに、キャサリンもデニースとレズの関係にあったことも教える。

この時点でウッシュボーンはまだキャサリンが犯人であると思っており、グラースを犯人だと疑う証拠はありながらもキャサリンに利用されるなと助言を与える。

分析医が主人公

キャサリンは次の本を書くためにデニースに近づいたという。ふつうの男はブロンドに惹かれるが、あなたの場合は殺人犯に惹かれるのよ・・・と鋭い指摘。だから、ここに来たんでしょとうそぶくキャサリン。とうとう二人はベッドインするが、なんと途中でキャサリンは彼の首をベルトで締めるというラフプレイに及ぶ。

終わったあと彼は彼女の部屋でDTCらしきビンを化粧台で発見し、ウイッシュボーンに分析を依頼する。

疑念

ウオッシュバーンには気をつけろという指摘を受けるグラース。どうも彼は証人への脅迫、証拠のねつ造をしていたらしい。ただ、刑事ならだれでもやっていることだ(笑)。

では、なぜ記者アダムスはそのことを書こうとしなかったのか?アダムスの同僚に聞く彼に、「だから、書こうとした矢先に殺されたんですよ」と返事する同僚記者。

キャサリンはあのビンはインシュリンだというが、ウオッシュバーンはDTCだと告げる。だが、書類は正式な分析結果ではなかった。どちらがウソをついているのか?

第四の殺人

DTCの売人で、最初に証言した男がまたも裸で首でくくられて死んだ。ウオッシュバーンはキャサリンは第二のチェズラフになるぞといい協力を呼びかける。彼女に殺人事件の予告をさせれば立証できるぞというのだ。

訪問

夜、キャサリンの家を尋ねるグラース。彼女は新作を執筆(といってもパソコンだが)中。ジャグジーに入りながら、自分がすべての犯人だと告白するキャサリン。最初から私が犯人だとわかっていながら見逃した今回はチェズラフの時より重罪ね・・・とうそぶく彼女を思わずバスタブに沈めて殺そうとするがなんとか踏みとどまる。

彼女の部屋で新作の原稿を読むグラース。

それを読んだグラースは同僚女性のミレーナが危険と分かりタクシに飛び乗り急行する。だが、家に入るとキャサリンがいるではないか!ミレーナはあなたは彼女を脅したり寝たりしたわねと非難する。君は騙されているというグラースだったが・・・

あなたには治療が必要だわね

だが、キャサリンは拳銃を持っていた。

チェズラフの恋人を殺したのはチェズラフではなくてウッシュバーンだった。なぜ、そんなことをしたんだ!彼を逮捕するためよ・・・。たかが麻薬の売人を逮捕するためにね・・・

騙されていたと知ったグラースは、駆けつけたウオッシュバーンを撃ってしまう。彼女に騙されるな・・・と言って彼は息を引き取る。いったいウソをついているのはどちらだ。今度はキャサリンを殺そうとするが、駆けつけた警官隊に取り押さえられる。

収容病院

精神病施設に入ったグラースをキャサリンが訪ねてくる。手には新作が。初稿は読んだでしょうけどあなたのおかげでずっと面白くなったわよ。(本には手書きサインで、あなたのおかげで完成したわ・・・とある)

雑誌記者であり自分の妻を寝取った男

不倫していた元妻

キャサリンと寝ていた売人

最後の殺人(デカ殺し)

最後にグラースにキスして別れるキャサリン。早く戻ってきて、待っているわ。

すべては刑務所を逃れて精神病院で悠々自適にくらすための計画だった。危険な女キャサリンに会った瞬間に、この完全犯罪のシナリオはできていたのだ。犯人はキャサリンでもウオッシュバーンでもなかった。チェズラフ事件で前途を失っていることもあり、このさい恨みつらみのある連中を全部殺した上で刑務所行きと死刑を逃れるための計画だったのだ。(ただ、イギリスには死刑はないのかも・・・)

 

 

 


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コメント 2

たいちさん

シャロン・ストーンは、この映画で一気にブレイクしましたね。
by たいちさん (2013-10-20 12:12) 

降龍十八章

たいちさん、ありがとうございます。
映画通のたいちさんに教えもらいたいですね。
本当にシャロンが犯人なんでしょうか?
by 降龍十八章 (2013-10-20 20:14) 

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