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変則開催の恒常化① [番組解析]

今年はとうとう、地元の新潟競馬も変則開催化され第2回新潟競馬として合計12日間開催となってしまった。長年、中央競馬は一開催8日間(土日の一月)、地方競馬は5日間(月~金)という競馬法で規定されていた原則は(小泉改革の規制緩和のころからだったか?競馬法が柔軟に改正された)、無残にも崩れ去った。

それでも、ほとんどの開催は今でも8日間(一月)開催なのだから、あくまでも基本原則は8日間なのだと思う。奇門遁甲に由来するのか、競馬は8枠制・フルゲートは18頭と「8」という数字がゲームとしての競馬のキー(ルール)なのだと思うのだが・・・。

月曜の祝日化(ハッピーマンデー制度)を利用しての若干の変則ならば、まだ理解できるのだが、8日単位の競馬をあるときは12日間開催、あるときは6日開催×2開催とする詭弁はいったい何なのか?そして、ときには4日間開催をも臆面もなく打ち出す態度に疑問を呈する競馬評論家は皆無なのだ。

「馬インフルエンザ」はなかった!

一連の変則開催が初めて実施されたのは、平成19年の馬インフルエンザ騒動の時だ。突如発表された(確か8月)この騒動で、北海道は中止。その週に予定されていた地方交流戦では中央馬がこぞって出走取りやめとなったから、高額の賞金を地方馬が5着まで独占できたという笑い話まである。

競馬法の改正は最近もあって、払い戻し率の自由裁量もその一つ。これにより、二連福やプレミアム、最終馬連といった一部の種別だけ5%の上乗せなどが可能になった。だが、これは増額だけでなくダウンも可能。3連単の払い戻しは5%下げるというありがたくない制度の導入も今後ありえるのだ。(従来は競馬法によって払い戻し率は売上の75%と決まっていた。今後は70~80%の間で変動できるもよう)

実際、競馬法が改正されたのはH18年11月だから、その案が出されたのは第三次小泉内閣のときだろう。 これにより、H19年度からは一開催を最大12日まで延長可能になっていた。つまり、馬インフルエンザ騒動がなくても、この変則拡大化は予定の行動だったのだ。(ただし、年間の開催日数は288日で固定されているから、どこかを伸ばせば、どこかを削らなければならない。)


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