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第53回宝塚記念 [馬券]

~ひとりひとりの夢物語、愛しき覇者がときめきの風を運ぶ。~

第3回阪神競馬8日第11R(芝内回りコース2200m)国際GⅠ・定量・指定。58キロ(3歳は53キロ)、牝馬は2キロ減。

従来は第3回阪神4日10Rという設計であったが、昨年は地震の影響で異例の第4回阪神4日という日程の上、電力不足に配慮して(?)はくぼ競馬を中止して旧来の11Rに戻しての実施。

今年も、引き続き電力不足に配慮して11R設計で行うが、大幅な番組改編の影響で史上初の第3回阪神8日という誰も見たことのない日程で行う最初のレースとなる。いったい、どんなシナリオが用意されているのだろうか?

フルゲート18頭のところを2頭欠いての16頭立て。しかも、3歳馬はわずかに1頭ダービー・皐月賞・NHK杯上位組はことごとく出走しない。出てきたのは、なんとNHK杯で失格となったマウントシャスタのみというのだから、一体何を考えているのか?とにかく、このメンバーではファン投票レースによる新年度開幕を告げるオールスター戦の意味が全くないではないか!つまり、巷でいう今年の3歳世代は強いのか弱いのか?・・・という一種の興味がそがれてしまったのだ。

まあ、有馬記念もそうだが、このようなレースが最強馬決定戦というのは幻想にすぎず、実際は野球のオールスター同様のお祭り興行、競馬の暦でいえば正月の新年かくし芸大会なのだろう(それは2200mや2500mという不可思議な距離からも分かるのだが・・・)。極端にいえば、どの馬を勝たせようが『そんなのカンケーねぇ~!』状態なのだが、それでも実質的に3歳馬を完全に排除したということは、今年新たに賞金体系が変更され+正規番組どおり消化された3歳クラシック組がこのレースの枠順に載ってはまずいということなのだろう・・・という推論が成り立つ。

なぜならば勝っても負けてもそれは前例となり、来年度以降の枠順作成に掣肘を加えることになるからだ。よって今年の3歳クラシック世代はJRA管掌戦(JRAが出走馬を決める)たる宝塚記念出走という行為によってその履歴書を汚すことなくこの秋の古馬GⅠ戦線に向かうことになった・・・と留意しておこう。

と同時に、勝ち負けの影響にない(?)わずか1頭の3歳馬を出走表に加えたことにより、レースの性格は180度異なる展開をもたらす・・・といわれている。もちろん、昨年の安田記念のリアルインパクトのように3歳馬が馬券対象になるというのも極稀にあるのだが、マイネルシャスタが馬券になることはまずないだろう。ただし、彼の出走がこのレースの勝馬に決定的な影響を与えるということには留意したい。3歳馬が出走したレースとそうでないレースを徹底的に分析・研究することはとても重要なことらしい

出走メンバーを見よう。なんといっても4歳世代からは4冠馬オルフェーブルとその相棒(?!)ウインヴァリアシオン。5歳世代からはダービー馬エイシンフラッシュと香港GⅠ勝ちして凱旋帰国のルーラーシップ、それと強いのか弱いのかよくわからないトゥザグローリー。他には上昇馬の4歳ショウナンマイティと5歳フェデラリストというGⅠ初出走馬が登場。それと一応昨年の勝馬の7歳アーネストリー

残念ながらダービー馬ディープブリランテは出走しないが、代わりに騎手の岩田がウインバリアシオンに乗っての出走(主戦の武豊は降ろされた格好となった)。ダービー1番人気を裏切った福永はトゥザグローリーで出走。

他には、今年の荒れた春番組G戦線の立役者である天皇賞馬ビートブラック(14番人気)とネコパンチ(日経賞GⅡ・12番人気)という2頭のマラソンランナーも出走する。

一方、牝馬のほうはというと、ウォッカ・ブエナビスタが抜けたせいか非常に寂しい。3歳二冠馬ジェンティルドンナは出走しない。アパパネもいない。わずかにヴィクトリアマイル勝ちのホエールキャプチャーのみが出走する。


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コメント 2

たいちさん

オルフェーヴルが一番人気ですが、また裏切りそうな予感がしますね。
by たいちさん (2012-06-23 23:26) 

降龍十八掌

たいちさん、ありがとうございます。
テレビの評論家たちがそろって、オルフェに無印だったので、2着はありそうだと予想していましたが、まさかの1着でした。
by 降龍十八掌 (2012-06-25 10:59) 

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