今週は皐月賞への最終切符 [スポーツ]
今週は3歳牡馬クラシックの大詰め。皐月賞への優先出走権をめぐる最後の戦いとなる。
土曜の若葉賞(オープン、阪神)と日曜の重賞・スプリングS(GⅡ、中山)。若葉賞の2着以内とスプリングSの3着以内の五頭に優先出走権が与えられる。どかかの国のマラソンの選考会と違って、きちんと定められている点が違いますね。
2週間前に行われた弥生賞(GⅡ、中山)の3着以内と暮れの2歳GⅠ阪神JF・朝日杯FSの優勝馬の2頭にも優先出走権がある。よってフルゲート18頭に対して、合計10頭の優先枠があるということになる。
残りの8頭は、本賞金順に決定。同じ額の場合には、抽選に合否が決まる。
さて、片岡先生が指摘するように、牡馬の場合はなぜかトライアルの弥生賞とスプリングSの間が2週間あるので、弥生賞で3着以内に入れなかった馬が再度、スプリングSに挑戦というケースもありえる。
もちろん、連続開催の牝馬の場合もチューリップ賞⇒報知杯FRを連闘で使えば物理的には可能だが、そんな使い方をする馬は常識的にほとんどありえない。つまり、牝馬のオリンピック代表挑戦は一回限りというわけだ。世界選手権や琵琶湖でだめなら東京で・・・というわけにはいかんのですね。
では、そうするとなぜ牡馬のクラシック皐月賞のローテーションは昔から、弥生賞とスプリングSの間を空けるのか?という理由説明が必要になるが、もちろんJRAさんがその説明責任を果たされることはない。
元来、トライアルレースというものは、皐月賞ならスプリングS、桜花賞なら報知杯4歳(当時)牝馬特別の1本立てであった。本番と同コースであり、距離は200m短い1800mと1400mという設定。陸上競技の予選会が同距離で行われるとは全く異質の論理で施行されていた。100mの予選会が80mです!・・・なんてことは有り得ないのだが。
そして、若葉SとアネモネSはトライアルではなく指定オープンという名称で施行されていた。この両者の指定オープンはなぜか同コース同距離で施行されていだ(現在はステップレースと呼ばれる)。だが、最近は若葉SとアネモネSを関東・関西で入れ替えて、若葉Sは阪神で、アネモネSは中山で行うという不思議な設定となっている。施行競馬場が違うコースでのステップレースに一体、何の意味があるんでしょうね?
その後平成になってから、トライアルではなかった弥生賞、新設されたチューリップ賞が新たにトライアルレースの指定を受けることになった。こちらも、なぜか本番GⅠと同コース同距離で行われる。
さて、土曜の格下オープンの若葉Sはさておき、日曜のGⅡスプリングSの注目馬は?
個人的には、地元新潟2歳Sを圧倒的なパフォーマンスで快勝したモンストール(怪物の意味)を応援したい。まあ、馬券にはならないでしょうけどね。
それと2歳チャンピオンのアルフレードがいよいよ登場。どうなるか?それと、ゼロスという強烈な逃げ馬が面白い。今回も人気薄なら買いの一手でしょう。
競馬はダーティーなイメージが一部にはありますが、公明正大なんですね。
by たいちさん (2012-03-16 23:38)
たいちさん、ありがとうとざいます。
陸上競技連盟やジャイアンツに比べれば、公明正大ですね。(笑)
by 降龍十八掌 (2012-03-18 20:06)