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いつのまにか『ソドンヨ』が始まっていた [韓国ドラマ]

薯童謡(ソドンヨ)は、有名な百済武王の伝説的ドラマ。多分に神話的物語ではあるが、時代的には聖徳太子~欽明・皇極・孝徳・斉明・天智の時代であるから、そんなに昔のことではない。その後、まもなく百済は唐に滅ぼされる、百済末期の7世紀のお話。

はるかに時代を遡る(紀元前後)伝説の自鳴鼓(チャミョンゴ)と並んで、日本人には馴染みがないが、とても興味深い伝説なのだ。

私が百済武王(薯童)のお話を知ったのは4,5年くらい前でしたが、その頃はまだ韓ドラ時代劇もまだあまりなかったので、よく分かりませんでしたが、今では充分に理解できます。このソドンヨも、今まで放映がなかったのですが、チャングムのスタッフが作ったドラマなので、他の時代劇よりは先に作られていたものです。チャングムで有名なトックおじさんも出演しています。

さて、この時代の日本書紀は百済の記事であふれています。基本的に書記は百済の歴史書をベースに書かれています。もちろん、百済人官僚が作ったものですから当然のことですが。

隣国の新羅の都で薯売りをしていた少年。町の子供たちに、童謡を歌わせて町中に広めます。歌詞の内容はとうとう王様(善徳女王の父、真平王)の耳にまで届き、激怒した王様は娘の善花(ソンファ)公主を追放してしまいます。王妃である母がいくらかのお金を持たせてくれたので、二人は駆け落ちするのですが、その金を見た少年は、なんと

そんなものなら家の裏に山ほどあるぞ!

と大見得をきります。なんと薯売り少年は大金持ちであったのです。いったい彼は何者だったのか?池の側に母と二人きりで住んでいたという少年は

母がその池にすむ龍と交わって生まれた。

その龍というのは百済の王様だったに違いありません。ですから彼の母親はかなりの財産を持っていた。やがて、彼を支援する不思議な僧の力で、その金塊を新羅の王宮にテレポートさせたことで、新羅真平王は彼をすっかり信頼してしまいます。この少年こそが、やがて百済武王になりました。

ということで、百済武王が本当に前の王様の忘れ形見だったかどうかは知る由もありませんが、武王が新羅から百済に帰国して、なんらかのクーデターの形で王位をついで40年間君臨したということは事実ですね。


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コメント 6

たいちさん

このドラマは観ていないので、今度覗いてみますね。
by たいちさん (2011-09-12 22:50) 

降龍十八掌

たいちさん、ありがとうございます。
ソンファ姫は、トンマン(善徳女王)の妹ですが、本当に百済王の嫁になったのかどうかは不明ですね。
子役のソンファ姫はとてもかわいい女の子が演じていましたね。
by 降龍十八掌 (2011-09-14 10:40) 

たいちさん

昨日から「ソドンヨ」を録画して観ていますよ。
by たいちさん (2011-09-14 20:49) 

minK

ソドンヨも、善徳女王もチャミョンゴも全部見ましたけど
あれれ?そういえば、善徳女王にはソンファ姫など一度も
出てこなかったように記憶していましたが出てたのかしら???
もう一度見てみようかな?トクマンもソドンヨも。


by minK (2011-09-15 17:18) 

降龍十八掌

たいちさん、私も録画してCDに保存します!
ソンファ姫はイ・ボヨンという女優さんですが、かなり年増に見えてますわ(笑)実際には、当時26歳くらいのようですが・・・。
by 降龍十八掌 (2011-09-16 11:44) 

降龍十八掌

minkさん、ありがとうございます。
善徳女王では、まったく無視されていますね。
かわりに、ソドンヨではミシルがでてこないようですが・・・。(今のところ)
by 降龍十八掌 (2011-09-16 11:46) 

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