魔術の殺人2 [ミステリ]
ミス・マープルものの『魔術の殺人』。前回は5年も前の記事になります。
前回は映画ではなかったかと思いますが、今回はおなじみのドラマ(ヒクソンおばあちゃん主演のもの)。ただ、今回のドラマ版のほうは、内容をかなりはしょっていたよう印象で、映画とくらべると底が浅かったように感じます。題名(邦題)の『魔術の殺人』もスラック警部が手品セットをもっていただけというお粗末な設定でした。因みに原題は
They do it 、with mirrors
映画では、魔術の意味をちゃんと説明してたように記憶しているのですが・・・。
それとドラマでは、都合上か?いつもスラック警部がでてきますが、原作の刑事は別の人なのかもしれません。
とにかくこの話、登場人物が超~複雑。マープルが若い時に、親しく付き合った妹分的存在の姉妹ルースとキャリー・ルイーズ(キャロライン)。妹のキャリーは金持ちの爺さんと結婚して玉の輿。しかも、夫が死んだので30台前半で未亡人となった。その後、2度結婚しており今の亭主は3人目。何事にもの楽天的でちょっと浮世離れした性格。姉のルースはそんな妹の危険を感じてマープルに調査を依頼する。
キャリーの家族構成だが、最初の夫の息子であるクリスチャン。よって義理の息子だが、年はキャリーより上。現在の当主である。彼が最初の被害者。
ルイス・セロコールド 今のキャリーの夫。理想家で、犯罪少年の更生施設を館内で運営している。
ミルドレッド キャリーの娘。牧師(個人)かなんかと結婚した。あまり美人でない?ジーナの伯母(叔母?)にあたる。
ジーナ キャリーの孫。母(故人)は貧乏伯爵と結婚した。今は、アメリカ人の農夫である夫ウォルターとイギリスに帰省している。二人はジーナが金持ちだと知らずに結婚した。ウォルターは電気関係を修理できたりする唯一の存在。
アレックスとスティーブン キャリーと二番目の夫(故人)の間の子供。二人とも?ジーナに気がある。
ドクター 更正施設の顧問。精神分析などをする。
エドガー 更正施設の生徒。ちょっと頭がおかしく、自分をチャーチルの子供だとのたまう。
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