メディアの荒廃 [論評]
パックインジャーナル
学問のすすめ
テレビでは放送法によって報道はしてもよいが、善悪を断定してはいけない。一方、新聞の論説(や雑誌等)は自分たちの主張を自由に展開していい・・・そうです。もちろん、テレビでは占いの類もやってはいけないのですよね。(各局とも毎朝、星占いを流していますけどね)
よって、テレビのニュース番組で、司会者が(偉そうに)意見を主張をしてはいけないんですね。だから、NHKのニュース解説や視点・論点という番組のように、解説はしてもよいけど、主張はしてはいけないんですね。
最近、NHKまでもがかなり与党にすりよった発言を繰り返しているので、問題となっている。NHKは国民の視聴料でなりたっており、BBCのような税金で運営される放送局ではないのだから、もうちょっとしっかりしてほしい。
一般的には、高評価を受けているBBCですら、国益優先の報道をする傾向があるそうです。(決して、与党よりというわけでなく)。ただ、一応、形だけは『わが軍は・・・』でなく、『イギリス軍は・・・』という客観的な表現をするという点は見習ってほしいものです。(内容はさておき)
マスコミは、過去の戦争でもそうですが、与党の圧力に屈するというより、むしろ積極的に旗振り役を演じてじまうものだそうです。(地球温暖化煽動報道、嫌・北朝鮮報道など)
確かに、マスコミとはしょせん、江戸時代の瓦版の延長ですから、そんなに程度の高いものじゃないんですよね。新聞やテレビに過度の期待を抱いたり、信頼を置くべきはないと思います。
まあ、ヨーロッパのジャーナリズムは日本の瓦版とは歴史的な成り立ちが多少違うでしょうが・・・
マスコミの独立性とは諸刃の剣であり、難しい問題をはらんでおり、なかなか結論はでない問題のようです。常に国民が監視していく必要があります。もっとも、そのためには、国民の教育レベルを上げることが必要ですけど・・・
テレビの影響力は大きいですよね。各人が報道を鵜呑みせずに、的確に判断する能力が必要ですね。
by たいちさん (2009-05-11 11:09)