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柿本人麻呂の暗号~1 [歴史]

実家にゴルフ道具を取りに行ったら、本棚に『人麻呂の暗号』(藤村由加・著)があったのでもってかえってきました。てっきり、この本は『万葉集は朝鮮語でよめる』の著者と同じだと思っていたのですが、ぜんぜん別人でした。ただ、著者の来歴が書かれていないので、どういう方なのかさっぱり。でも、出だしから内容が濃密で、すばらしく感動しています。

1 人種の坩堝(るつぼ)

古代、国境がなかった日本列島には朝鮮系・中国系・ウラルアルタイ系・メラネシア系とさまざま人種がいたはずである。ということは言語もさまざま存在したはず。現代の日本でも街角には漢字・ひらがな・カタカナ・アルファベットが氾濫している。・・・著者は対馬海峡を朝鮮半島へ向かう船のなかで、考える。

なお、漢字を放棄してしまった韓国には、丸文字のハングルだけしかなく、日本ならカタカタで表記される外来語もすべてハングルで表記されているというから、ちょっと興ざめだ。ただ、韓国語(朝鮮語)自体が日本語と同様、その大半が中国語(漢字)の熟語の音読みから来ているという。アンニョン=安寧、カムサ=感謝などのように。

船の中で在日か韓国の子供がおなかペコペコという。このペコも朝鮮語からきているらしい。そういえば、ドングリコロコロのドングリも朝鮮語で丸のことらしいんだよね。ドラマ『テジョン(大祚栄)』でも、アラソッ(その通り=日本語のあらそうぉに相当)とかチャッチャ(日本語のさっさとに相当)とかやってましたっけ。つまり、日本語には明らかに朝鮮語由来の単語が相当ある。皇国史観の学者や中国・朝鮮嫌いの連中は、こういったことには無関心で、『万葉集は朝鮮語では読めない』などの放言を垂れ流している。

実は、新井白石や江戸時代の考証学者・藤井貞幹も日本語の漢字の訓読みまでもが古代朝鮮語などの外来のものであると看破している。こういうことは学校の国語ではならいませんねぇ・・・(ハァ)

つづいて日本の最大のヒーローでありタブーである聖徳太子。聖徳太子が7人こ声を同時に聞いたという有名な文章も、バイリンガルで七カ国語を話せたと解釈すると面白いのではないか。クレオパトラもそうだったらしいから。御伽噺がとたんに現実味を帯びた歴史解読につながっていく。聖の字には耳と口があるから、聖徳太子は言語の天才だったのかもしれない。なるほど、JRAの暗号と同じような手口です。

船の中では日本語・韓国語をたくみにあやつるバイリンギャルならぬバイリンおばちゃんたちの話が、あちこちから聞こえてくる。まさに、これが古代日本の姿であったはずだ。

2 モグタンから達磨太子が転んだ?

日本昔話のキャラ、モグタン。モグラだから、モグタンなんでしょうか?さて、日本語ではモグモグ食べるという。このモグの語源は朝鮮語のモゴ=食べるかもしれない。またNHKのできるかな?の主役にはノッポさん なる背の高い男性がいた。このノッポも日本人には、まるで語源がわからないのだが、ノプンなる言葉が高いの意味になるというから可能性がある。なるほど。

子供の遊びの達磨さんがころんだ。これも朝鮮語らしい。そもそもダルマさんは座禅している=座っているから転ぶはずがない!

ダルビッシュならぬ、ダルマのダルちゃん。漢字で達磨の達は通例タツ。これをダルと音読みするのは朝鮮語だけらしい。実は達磨さんが転んだは、朝鮮起源の遊びの可能性が高い。達磨さんはころべない。朝鮮語でコロオンダ=歩いてくる!との意味だというからまさに正反対の意味になる。この遊びは、『最初の一ぃ~歩!』なる掛け声で始まり、徐々に鬼に近づいていくという遊び。まさに、歩いていく遊びなのだ!

日本語・和語なんてそもそも存在していなかった!日本列島は現代のアメリカと同様の他民族状態であった!

これが謎の古代日本史を読み解くまさに、第一歩いや大一歩なのだ。


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コメント 2

たいちさん

日本語と朝鮮語の語源の話、興味ありますね。
by たいちさん (2008-12-31 21:58) 

NO NAME

在日妄想大爆発じゃんwww
似てる音だけでもう語源って・・・・w
じゃあ「外国のサッカーの試合の解説が日本語に聞こえる!!」
っていうやつも、日本語の起源に関係があるよね爆笑

しかし、こうやって朝鮮史って作られてると思うと、
だからあらゆる起源が朝鮮になっていく事も納得だわ。

by NO NAME (2013-12-23 06:10) 

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