ゾディアック～解決偏（９・１０話） [ドラマ]
フランス・ミステリ
ゾディアックの手先であるフォンタナが逃走する。亡き父のガブリエルの銃が利用される。これは２０年前に買ったものだ、とピエールが言う。
おとり捜査に協力したマティアスは行方不明になる。
入院中の母の点滴に血液が逆流。エステルは看護婦を呼ぶが、誰もいない。もどると、点滴はちゃんとつけかえられていた。宿直の看護婦が来ると、自分以外に宿直はいないという。一体誰が？それとも悪夢だったのか？
グラース（エステルの母）は祖母が脅迫状を書いたと明かす。また、祖母は妊娠中の母を監禁し、エステルが生まれたとき双子の弟がいたと告白する。だが弟は母のせいで死産だったと言う。その後、母は実家を出た。
エステルは両親を亡くしたカンタンを養子にしようと決意する。
屋敷ではジュリエット（長女）が、施設で育ったマティアスの思い出にふける。彼が１３歳のときに施設に入所していらい、彼女は彼のことを親身に世話していたのだ。
ジュリエットの婿で顧問弁護士のエチエンヌは切れてしまい家を出て行く。俺が跡継ぎになるべきだ。 警察に裏帳簿を流したのは自分だとピエールとジェロームに叫ぶ。また妻のジュリエットには、子どもたちを連れにくるからな！と捨てゼリフを残す。長男ピエールはそんな彼を、ストレスがたまっていたのだろうと肝要に対処する。
老衰している祖母を母が攻め立てると、祖母は死ぬ。祖母は死ぬ前に『わたしのおかげで、エステルも認知された』と犯行を正当化する。
屋敷に戻るとカンタンがいない。プールの船のおもちゃにゾディアックのペンダントが。そして、船体にはマジックでエステルという名前が書かれていた。７月生まれのカンタンは蟹座（キャンサー）。エステルは、犯人はカンタンと自分を交換するつもりなのだ思う。
家出したエチエンヌがよっぱらているところを発見され警察に保護される。彼はカンタンの誘拐犯人ではなかった。
イレーヌ判事はケレールを捜査ミスの理由で解任する。もしかして・・・
ＦＢＩ特別顧問の分析で、キミと犯人（ゾディアック）の天球図は同じと指摘される。『私にも殺人をする可能が？』と驚くエステルだが、顧問は男女では正確が異なると言うので心配ないと言う。しかし、二人は互いに惹かれあい、一方で拒絶しあうと示唆する。犯人は警部なのか？
イレーヌ判事から電話で『警部が捜査妨害をした理由がわかった』と電話が入る。
彼女とおちあおうとした瞬間、車の中のイレーヌをバイクできた犯人が撃ち殺す。（ヘルメットで顔は見えない）証拠はこの中に・・・と書類を指しながら、彼女は死ぬ。実は彼女もカニ座だったのだ。これでゾディアック殺人は完成し最後の狙いはエステルのみ。
この書類と天球図の件（惹かれあい反発しあう）から、エステルは警部が犯人と思う。
３０年前のダム建設。土地買収にからんで組合長が自殺する。その息子が警部だった。アントワーヌ・ロッシそれがケレール警部の本名。問い詰めるエステルだが、警部は『母の姓に変えただけだ』と言い、犯行を否認する。だいたい、
出生の時刻も場所も違うだろ、と
？？？
カンタンを奪われ、一瞬切れかかたエステルだが、おもちゃの船を見てあることに気付く。
波止場に行くと、予感どおり、エステルという名前の大型ボートが。船内に下りるとカンタンが、口にテープを張られ腕を縛られていた。船内にはおびただしい数のエステルの写真が。そこへ犯人が降りてくる。
さあ、名探偵諸君
ここまでで、犯人はわかったかな？灰色の脳細胞をフル回転させましょう。
謎はすべて解けた？？？
手に亡き父の銃を持って降りてきたのはマティアスだった！
手下のフォンタナは俺が殺したと。この拳銃が役にたってくれたぜ・・・と皮肉を言う。
あなたは私の弟なのよ・・・というエステルだが、証拠があるかと言われる。
実はマティアスは、エステルの祖母ヴィクトワールに育てられていたのだ。つまり双子の弟が死んだと言うのは祖母のウソだったのだ。祖母は、母に内緒でマティアスを育て、サンタンドレ家の児童施設へ送り込んだのだ。
マティアスはずっと俺はお前を愛していたんだと告白。
その頃、警部たちはエステルの弟の墓を暴く。母グラースはやめてぇ！と哀願するが、なんと墓の中はカラで、中にはゾディアックのペンダントが！
息子さんは生きている。
エステルが消えたと知って警部は彼女の携帯電話から位置を追跡する。マティアスはカンタンとエステルを連れてサンタンドレ家の屋敷に乗り込む。従業員を追い払いながら、書斎まで行き、金庫の金を出せとジェロームに銃を向ける。
半姉のジュリエットはマティアスに、本当の弟のように思っていたのよ、と・・・
だがマティアスは耳を貸さずに金庫の金を奪う。
パトカーが駆けつけるが、マティアスはエステルだけを連れて下水道を通って海へ戻る。
ボートにのり、ロープを外す隙を突いて銃を奪ったエステルはマティアスに銃を向ける。とうとう、引き金を引くエステルだったが、弾装はカラだった。
脚からナイフを取り出すマティアス。そこへ警部のパトカーが駆けつける。エステルは現金の入ったトランクで殴り、最後はキックでマティアスを海へ蹴落とす。
抱き合う、警部とエステル。
しかしマティアスは碇を伝って這い上がってくる。
ナイフのマティアスと警部、二人はもみあって海へ・・・
ナイフで刺された、マティアスは崩れ落ちる。
一方、こちらの警部もナイフで傷を負い、奴は死んだ、キミは自由だ・・・ と言って気絶する。
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未婚で子連れとなったエステル。警部と結婚？
（感想）
警部は昔の女（財務部の刑事）とちゃんと別れろよな！
10話しかないので仕方ないけど、なんだか後半にマティアスを無理やり犯人に仕立てたようなバタバタ感がちょっともったいないような？
by サンダース (2008-04-23 19:54)
サンダースさん、ありがとうございます。
ただの金持ちぎらいの強盗だと思い込んでしまったのが、失敗でした。
ＦＢＩの捜査官は、たんなる脇役だったのが残念です。
by 降龍十八掌 (2008-04-23 21:58)
たいちさん、ありがとうございます。
第二シリーズ、ゾディアック２～十二宮の闇
にもご期待ください。
by 降龍十八掌 (2008-04-26 11:02)