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数学のカリキュラム [理系学問]

一流中学の場合、中学3年ともなると高校の範囲にはいる。(灘中は中2で既に入っているようだが)

30年近く前の高校生だった私の場合、数学Ⅰで三角関数と指数・対数関数、ベクトルを学んだので、その順番で生徒にも教えている。

今のカリキュラムは改訂が何度もあり、今年度もまた変わるらしい。だが、別に最終的に学ぶべきことは明治時代から変わっていないのだから、特に斟酌する必要はないと思うがいかがでしょうか?

三角関数の場合、NHKのみんなの歌でサイン・コサイン・タンジェントの歌があり(大分昔の話です)、言葉だけは小学生の時から知っていた。で、この三角関数だが現在の数Ⅰだと三角比となっている。そして数ⅡかⅡbで改めて三角関数をやるようだ。できる生徒の場合、最初からグラフ・ラジアンを含めて昔の教科書どおりで進めたほうがよいように思う。別に数学という学問に線引きがされているわけではないのだから。

なお、指数・対数も高2でやるようだ。

勉強のポイントだが、まずは確率に強くなることだろう。確率の問題が出ない年はほとんどないし、この単元はどうしても盲点になりやすいからだ。しかし、小学・中学からじっくり基本を積み重ねていけば、東大理系レベルの確率問題も解けるはずだからだ。

『中国史を制するものは世界史を制す』といわれるが、『確率を制すものは数学を制す』である。

特に、数列とも関連した漸化式のマスターが重要であるように思う。


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コメント 3

kiyuko

そのとおりですね。
今も昔もそうかもしれませんが、出来る子、出来ない子の差がさらに激しいように思います。
さらに基礎が出来ても応用まで持ち込めない生徒が増えているようにも思います。
現在のカリキュラムは出来ない子に合わせたものになっている気がします。
学校は、クラス数を増やすなどして、授業をもっと少人数制にすれば
理解度も上がるのではないでしょうか?
そして雇用も増えるかと・・・
この案は無理がある・・・のでしょうか。
by kiyuko (2006-01-11 11:40) 

降龍十八章

kiyukoさん、はじめまして。
雇用が増える=全く同感です。明治時代と違い、これだけ豊かになった今、どうしてクラスの人数をどんどん減らさないでしょうか?教育にこそ予算を使うべきですね。それが本当の改革だと思うのですが。
勉強嫌いの子供の比率は今も昔も変わらないでしょうが、都会の場合、中学入試の塾に無理やり行かされるのでかわいそうですね。
by 降龍十八章 (2006-01-11 13:31) 

kiyukoさんは、少人数制にすれば理解度があがる。ことを前提にしていますが、そのことは、学力の能力別クラスを意味していることを、理解して言っているのでしょうか?

もし、あなたができないクラスに振り分けられたら、勉強しますか。もっと極端な言い方をすれば、個人教師をつければ学力が上がるのでしょうか。

いや違います。あなたが基礎を勉強しないまま、応用の授業を受けているからです。
by (2006-01-30 19:09) 

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