中国拳法入門

中国拳法の概要
　ドラゴンボールのカメハメ波ー！！やケンシロウの北斗有情拳などでおなじみの中国拳法のあらましを説明します。これを知らないと中国カンフーものは面白さ半減？
　北派少林拳と南派少林拳　北斗神拳と南斗六星拳のようなもの。北斗の拳をしらない人には意味　　　　　　　　　　　　　　　　　　不明？ワイヤーアクションものは大体、北派少林拳です。
　少林拳　中国外家拳法の総称。少林寺が有名になり、拳法の総称となった。実際は、いろんな門　　　　　　派（日本の流派、流儀）があり、技法、理論がかなり異なる。
　内家拳　太極拳や形意拳などの動作がゆっくり見え、内効（気功）を重視した拳法の総称。　　　　　　　　　　実際には、外家拳も内家拳もある程度のレヴェルになれば、内功も外功も両方習得す　　　　　　　　る。徑勁
　外功　体力の訓練や身体（拳や脚、頭）を鍛錬すること。
　門派　少林長拳、蛇拳、蟷螂拳、秘宗長拳、意拳、など多数ある。
　発勁（はっけい）　西洋のスポーツでは力（筋力）を用いるが、拳法では姿勢などに秘伝があり瞬　　　　　　　　　　　　　間的に体力体格に関係なく発揮できる。すもう『発気よーい』などというのはここ　　　　　　　　　　　　から。因みに本来の相撲は殴る蹴るなんでもありの総合格闘技である。
　　　　　　　　　　　　勁は植物の茎がバネのようにしなやかで強いことから『力』と区別している。因　　　　　　　　　　　　みに力とはバーベルを揚げるようなジワジワとした筋力のことをさす。
　気（ちｑｉ）　大自然に存在するエネルギー？人間にもある。気分と関係はあるが、気分や気持ちで　　　　　　　はない。『病は気から』というときの気のこと。これがない状態を空気という。蒸気機関は　　　　　　　蒸気のエネルギーという意味。
　内功　体内の気の運用や爆発させる方法の修行。呼吸法や姿勢、意識の持ち方に秘訣がある。
　　　　　秘伝（必ず師匠からの口伝による）は決して、文書に残されない。へたにやると内蔵をそこ　　　　　なうので注意。特別な薬を服用することもある。
　弟子　師匠は弟子にとっては親と同じ。秘伝を授けらるかわり、本当の親と同様に老後は面倒を　　　　　　みることとなる。
　秘伝　必ず直接の師匠または大師匠から授かる。師伯や師叔から授かることはない。
　型　　　シロウトにはただのダンスにみえるかも。実際には隠し技や応用などさまざまな秘伝があ　　　　　る。拳路とも套路（とうろ）ともいう。先人の実戦・工夫のエッセンスがこもっている。
　守・離・破（しゅ、り、は）　　まずは自分の流派をマスターし、浮気をしないこと。その後、広く学び　　　　　　　　　　　　　　　　　最終的には自分独自の境地に至るのが武芸の理想である。
　『三年かかって良師を探せ』　人とのめぐり合いは大切。力量、人格優れた師匠を探すのに時間を　　　　　　　　　　　　　　　　　　　かけても、後に大成するには近道ということ。