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血統 [馬券]

最近の競馬は血統もさまがわりした。かつては偉大なノーザンダンサーの血統だけ覚えておけば十分だったが、最近のは覚えていないから難しい。改めておさらいしなくてはならないだろう。

平成にはいり、日本の血統はサンデーサイレンス、ブライアンズタイムというヘイルトゥリーズン系一色に塗り替えられた。それまでの中心だったノーザンダンサー系は母系として残るにとどまっているといっていいだろう。

サンデーサイレンスは日本競馬会を牛耳る社台(が導入した)の種牡馬だから、その産駒たちがたちまちのうちに日本競馬会を蹂躙することになった。サラブレッドが経済動物といわれるように、しょせんは実力よりも親会社の力なのかと邪推したくなる。まあ、日本には一流の血統が入ってこないから亜流の血統に活路を見出すしかないという事情もあるとは思うのだが・・・。

平成7年に産駒がデビューしたサンデーサイレンスは、フジキセキやタヤスツヨシ、ダンスインザダークなどを輩出し、最後には7冠馬ディープインパクトを送り出した。今や、リーディングサイアーはこれらの馬たちがほとんどを占めている。

1位ディープインパクト

4位ダイワメジャー 5位ハーツクライ 6位マンハッタンカフェ 7位ステイゴールド 8位フジキセキ10位ネオユニヴァ

血統的にこれに対抗するのが20世紀末にアメリカのダート競馬を一新させたミスタープロスペクター系。日本では短距離血統として一大勢力を築いた。このミスターPは今や北米では偉大ナノーザンダンサー系と同等の血統となっているという。ただこの馬自身はレースにおいてこれといった実績を残してはいない。ウッドマンやミスワキ、アフリート、ガルチ、シーキングザゴールド、フォーティナイナー、ジェイドロバリー、スキャンなどという血統は10年前には大分目についた。そして、なんといっても代表産駒はキングマンボ。日本ではキングカメハメハがダービーを勝ち、そのキンカメは今や堂々リーディング2位の実績を築いている。

キンカメの代表産駒はローズキングダム、アパパネ、そして世界のロードカナロア、ダート馬ではハタノヴァンクール、ホッコータルマエというGⅠ馬を生んだ。先日穴を出したヒットザターゲットやコディーノもキンカメだったとは驚き。

ちなみにノーザンダンサー系で孤軍奮闘はレーディングサイアー9位のクロフネ。葦毛の馬体は母系の影響で父はフレンチデピュティ>デピュティミニスタ>ヴァイスリージェントというノーザンダンサー系であったとは知りませんでした。

忘れてならないのが14位のアドマイヤムーン。世界の賞月。あれっ?でもムーンの父はなんだっけ?意外に思いつかない。なんとムーンも父エンドスウィープ>フォーティナイナーというミスタープロスペクター系という意外な血統だった。もっとも母親はサンデーサイレンス産駒(マイケイティーズ)。

特に今年ブレイクしたハクサンムーンもアドマイヤムーン産駒なので、今後アドマイヤムーン産駒の活躍に注目だ。一昨年の2011年(平成23年)に初年度産駒がデビューし、ファインチョイス、レオアクティブが2歳重賞勝ち、ハクサンムーンが今年のサマースプリントチャンピオンと大活躍。今後デビューする2歳馬を新馬戦で勝って応援するのも一興かと思う。

 

 


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コメント 2

たいちさん

覚えることが多いですね。
by たいちさん (2013-11-05 23:42) 

降龍十八章

たいちさん、ありがとうございます。競馬ファンなら自然に覚えますね。
数学の公式とは違います。

by 降龍十八章 (2013-11-06 12:56) 

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