第18回秋華賞へむけて [馬券]
最初で最後の女性騎手、増沢(牧原)由貴子騎手が9月末で引退。牝馬戦GⅠへのサインとなるやいなや?
牝馬クラシックは2冠(桜花賞・オークス)しかないが、牡の菊花賞に準ずる形で新設された歴史の浅い重賞。最初はエリザベス女王杯だったが、平成8からは秋華賞となった。最後の3歳限定女王杯(平成7年)は4=4ゾロ目で終了。オペレートの変換を合図する典型的な例となった。確かに平成7年からは指定制度が導入され、ダービーも7=7ゾロ目だったからオペレートの転換点だったか。
秋華賞の第1回は平成8年。4回京都6日10Rで施行された。ファビラスラフィンが5番人気で勝ち、女傑エアグルーヴは1番人気ながら10着と敗退した。2番人気ヒシナタリーもなかよく11着。だが第2回はメジロドーベルという狂犬が勝ち、第3回も桜花賞馬ファレノプシス(胡蝶蘭)が勝ち文字通りの花・華(フア)レースを体現している。
だが、第4回で事件は起こった。平成11年、この年の秋から導入が発表された新馬券ワイド(拡大馬番連勝)。小錦が背広を買いながら、「3着、三着」というユーモラスな宣伝があったが、3着でも当たり!という新馬券到来を前に、前走3着(ローズS)馬のブゼンキャンドルが12番人気で大激走!2着もこれまた前走3着(クイーンS)の10番人気のクロックワークで、馬連は94630円の大万馬券となった。なるほど、小錦が試着していた場所はクロークだったかもしれない。
そして第5回も波乱を呼んだ。前年のクロック(時計)が予言していたのか?勝ったのはティコティコタック!まさにおじいさんの時計だ!10番人気での快走をまさかと思って買えなかったのはかえすがえすも悔しい。しかも同枠がグランパドドゥだったのだから。こうして前年に予告していたワイド馬券初発売の秋華賞は実に7100円、4030円、3340円という3つのワイド馬券高配当を提供してくれた。
しかし、お祭りはこれで終わったのか?第6回はこれまた桜花賞馬のテイエムオーシャンで1番人気、2着・3着も2・3番人気だった。第7回もまあも華馬名のファインモーションで圧倒的1番人気。第8回に至っては初の牝馬3冠ともいえるスティルインラブとアドマイヤグルーブの鉄板馬券。第9回もスイープトウショウと順当。以降もカワカミプリンセス、ダイワスカーレット(ウオッカの天敵)、と7年連続本命馬が跋扈した。
第13回(H20年)、久々に荒れた秋華賞。ブラックエンブレムが11番人気で快勝。これも岩田騎手だったから、このころからすでに快進撃は始まっていたんですなぁ~。しかも3連単は1000万馬券という超弩級の大波乱だった。(⑪⇒⑧⇒⑯番人気)
しかし、翌年はレッドディザイアでブエナビスタは負けたけど3着でそれほどの波乱でもなかったし、第15回はまたまた三冠馬のアパパネ、第16回はアヴェンチュラ。昨年の第17回は世界のジェンティルドンナでこれまた牝馬三冠を達成した。
過去2回とも、三冠馬の翌年は2番人気が勝っている。単純に狙ってみるのも一興。ただし今年は桜花賞アユサン、オークスではメイショウマンボと人気薄が来ているから、秋華賞でも大荒れの流れかもしれないから大波乱も大いにあり得そう。
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