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第29回フェブラリーS(GⅠ) [馬券]

今年度最初のGⅠ。ということで、懐かしの?インフォメーションがある。

GⅠヘッドライン 信念を砂に刻む勇者、激闘の頂点は世界への道標だ。

もちろん、一般的には3月のドバイ・ワールド・カップを意識してのコピーであろう。昨年、ヴィクトワールピサの2着、今やダートGⅠ3勝の絶対王者トランセンドの壮行試合となるかどうか?

一昨年のJCダート⇒昨年のフェブラリーSを連覇。そしてドバイ遠征でまさかの大銀星。昨年秋は2度目のJCダートも圧勝の逃げ切り。今回は昨年、ドバイで獲得した国際レーティングを持ち込んでの出走となる点を注目したい。(国内GⅠの3戦では外国調教馬は出走していない。)

もちろん、だから勝つという理由にはならないのだが・・・。それと、気になるのは、前回のJCダートで1コーナでの斜行を咎められて審議対象となったこと。幸い、降着にはならなかったが、あの出来事が布石だったとしたら、今回の一本人気は危険要素となる。

今回は地方競馬の対象格フリオーソ(船橋・川島正行厩舎)が休養中で不在、代わりに、ナイキマドリード(戸崎圭太)が出走。確か、同厩舎・主戦騎手(昨年はデムーロ騎乗)。完全にフリオーソの影武者ですな。ただ、昨年夏にこの厩舎はカフェイン不正で罰を受けているからなぁ~。

注目の枠順は、あららっ?8枠⑮トランセンド、5枠⑩ワンダーアキュートと、JCダートと同枠で馬番号を一つずらしただけの再現。これが公開抽選だというのだから、あいかわらずの銃弾!

トランセンドの履歴書

3歳2月バレンタインデーと遅いデビュー。新馬は芝で惜しくも2着。つづく未勝利戦を謎の出走取消(勝ったのは皐月賞2着トライアンフマ0チ)。どうもこの辺で、彼の一生は変更されたようだ。

結局ダート戦に矛先を変えて、4月のダート未勝利戦で脱出。つづくダート500万条件を連勝。再び、最後のチャンス・ダービーTR京都新聞杯で芝に挑戦するが、9着惨敗。以後は完全にダート専門馬としてキャリアを積むことになる。だが、このからがJRAの神様に見込まれた馬、未曾有の大活躍が始まる。

古馬混合となる夏の新潟で、1000万条件麒麟山特別(出走取消戦)をなんとレコードタイムで圧勝。8馬身差。そして例の3歳限定の新設重賞

第1回レパードS(G指定なしも3馬身差の快勝。誰が頼んだわけでもない。なぜかこの年に、JRAは3歳ダート重賞を新設したんですなぁ~。しかし、この新設レースには深ぁ~い、意味があったんですなぁ~。こうして、トランセンドはダート戦オープンクラス世界にその足がかりを築いた。

つづく札幌・古馬混合戦・第14回エルムS(GⅢ)では1番人気を4着の裏切りダヌキ。秋の東京戦・第14回武蔵野S(GⅢ)も6着と古馬の洗礼を浴びる。 

歳が開け、4歳古馬となった初戦、2月のアルデバランS・OPをまたもやレコードで快勝。だが、第15回アンタレスS(GⅢ)をまたまた1番人気で8着惨敗。この時点までは、ただの1発屋的な馬という評価でしたな。しかも、グレード重賞はまだ未勝利

だが、彼にもとうとう最大の転機が訪れた。それが4歳秋に新設された

第1回みやこS(GⅢ)。思い出してくれ!新設された『レパードS(新設重賞)』を勝った彼の戦歴を!競馬番組表は同じことを繰り返す。実にレコードタイム勝ちが2度もありながら、ここまでGⅢを三度もしくじったのは、決して彼の能力が不足したからでも、気性が荒かったからでもない。この、新設重賞を勝つことことこそが、JRAの悲願・パートⅠ国競馬の尖兵としての彼の役目だったのだ。

当然の如く勝ったトランセンドが、このトライアル的レース快勝をステップに、つづくGⅠ戦

第11回ジャパンカップダートをも制する。以後の活躍は、皆さんご存知の通り。

第1回と第11回という節目のレースを勝った戦歴に注目したい。


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