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だーれが殺したククロービン( [推理小説]

ヴァン・ダインに初挑戦です。

僧正(ビショップ)殺人事件

ヴァン・ダインといえば、綾辻さんのデビュー作『十角館の殺人事件』で、犯人のあだ名になっていたのが印象的です。

ヴァン・ダインって探偵ではなくて、(作品中のわたし)=探偵役の友人なんですね。それと、てっきり、オランダかフランス人だと思っていたら英国人でした。でも、活躍の舞台はニューヨークでした。但し、原作者のヴァン・ダインはアメリカ人でペンネームだったんですね。

探偵の名前はファイロ・ヴァンス

クックロビン音頭がモチーフになっているこの作品。きっとパタリロはこれがヒントになっていたんですね。作中序盤で、わたしに対して探偵が『ねえ、ヴァン』とたずねるセリフ。これってバンコラン少佐にマライヒが言うセリフですよね。

さて、クックロビンを殺した犯人は、なんとなんですね。(知らなかった。)しかし、手のない雀がどうやって弓と矢を使ったのか不思議。ロビンとか雀というのは、ニックネームで実際にあった殺人事件を鳥にたとえたのかもしれませんね。

ニューヨークで、ジョジフ・ロビンという男が弓と矢で殺される。彼が最後にあった人物の名前は、シュペルリンク(英語読みはスパーリング)。ドイツ語で雀(英語でスパロウ)。しかも、被害者のミドルネームは、コクレーンでコック・ロビンに一致しているのだった!!(コックは雄鶏、ロビンは駒鳥)

日本でなら、さしづめ悪魔の手毬歌ってところですね。

マザーグース(グースは雁=がん)の歌は面白くて、この歌はずーと続きます。ロビンの葬式の喪主には、恋人であったと思われるが登場。一般的には三角関係から、ロビンを殺したのは女(雀)ではないかと言われます。雀と鳩の争いだったわけですか・・・?


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