医療費亡国論批判~医師が余る? [論評]
ニュースの真相
宮崎哲弥(司会) 本田宏さん(埼玉県済生会栗橋病院副院長)
実は日本の医療費は世界最低である! GDPにしめる医療費の割合
医師数も最低である!
アメリカの様子 保険会社の圧力(政治力)が強力 医療費抑制の圧力団体となっている
貧困大国のアメリカでさえ医療費の割合は全予算の5割(日本は2割)もある!
一方日本は?
社会保障費<公共事業費 なのは世界の先進国で唯一(イギリスは10倍 アメリカ3倍程度)
原因 1982年ごろまでは医師会のドンがいた。引退とともに官僚側が攻勢に転じた。
年金>医療 厚生省は医療関係ではなく、年金関係が本丸なので、医療は軽視している。
厚生省のトップも東大出官僚であり、
厚生省の側から医療費亡国論が出された⇒医師会を悪者に
これは、国土省に例えるなら、道路亡国論を出すようなもので、前代未聞のことである。
現状) 過疎地
勤務医の実態⇒開業医の増加=過当競争
アメリカ 保険会社の圧力 医療費抑制
医療費割合=5割(日本は2割) お金をだした上での市場原理導入
日本で市場原理を導入したら、どんどん医薬品の価格が上がってしまう!
医師の訴訟は行政訴訟 政治を変える力がある。どんどんやってほしい!
これらの原因は
官尊民卑の観点が日本では強いから。(医者に聖人君子を求めすぎているのではないか?)
医療事故 当直・交代制がなく過酷な実態
民事による被害者の救済ではなく、刑事裁判で医者を悪者にする風潮がある
いちいちもっとな内容でした。先入観と一般の常識っておそろしいですね。地球温暖化のウソと同じような面があります。確かに、人工透析の拡大生産の問題や、薬漬け、寝たきりの問題もありますが、一方的に医師を悪者にしたのは偏見かもしれません。イギリスでは医師をどんどん増やしているとのことで、気がつけば日本は医師不足になっていたというのが現状のもよう。医師が民間上位のサラリーマンと互角以上の給料をもらっていないというのも、不公平な気がします。
日本ほど、医療の費用対効果(と言っていいか分かりませんが)が高い国って他にないらしいですね。
医療が進歩して高度化していっているのに、世界的に見ても低い費用を削るなんて、何を考えているのかと思います。もちろん、無闇に増えていいというわけはありませんが…。
勤務医の収入について、何かの記事で見ましたが、もちろん世間的には高い方に属するのでしょうが、僕自身の収入と比べてみて、「よくこんな程度でこんなきつい仕事をやってられるな」と思ったものです。これじゃ、私立医大に通った費用など回収できないし、開業医に流れる医師が多くなっても無理はないと思います。(開業医だって、日曜日以外にほとんど休めないのによくやるな、と思います。)
関係ないですが、うちの近所に、済生会栗橋病院の某科部長から開業したクリニックがあります。時々お世話になります。
by tm (2008-09-12 13:53)
tmさん、どうもありがとうございます。
健康が一番ですね。幸い、大病や骨折をしたとこがないので、なんで保険料がこんなに高いのかって思います。
by 降龍十八掌 (2008-09-13 20:13)
最近歯科医に行ったのですが、保険治療でない方を強烈に勧めるので、別の医院に替えましたね。
by たいちさん (2008-09-14 16:14)
たいちさん、ありがとうございます。
保険がないと、高額になるので大変ですね。
by 降龍十八掌 (2008-09-14 20:39)
僕は、毎月払っている保険料に比べて、健保組合から医者に支払われている額(僕のところでは毎月通知が来ます)の方がずっと多いので、健保に入っていて良かった…と思うとともに、他の加入者の人たちにちょっと申し訳ない気持ちにもなります。
もちろん、それだけ健保組合から出ているということは、自分で医者に払っている額も馬鹿にならないんですけどね。やっぱり健康がいちばんです。
by tm (2008-09-15 00:56)