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銀河鉄道と大和 [アニメ]

松本零士先生のお話。

松本先生との出会いはギャグマンガ『おとこ、おいどん』からなのだが、真骨頂はエメラルダスや銀河鉄道999にある。

先生は九州の人で、一人親元を飛び出し、東京に出てマンガ家となったというすさまじい体験をもつという。『オレは二度と帰らない!』とか弟たちに『おれが大学にいかせてやる!』とかいって一人夜汽車にのったそうだ。

その東京行きの汽車の中で見えた夜空がとてもきれいだったという。当時はネオンなんかもほとんどなかった。そして、一緒に美女が乗っていたらなぁという想像が後のメーテルになったという。この時、資格に関係なく切符一枚さえあれば、誰でも汽車に乗れるんだいう思いが銀河鉄道になった。いつか、この汽車を空に飛ばそうと思ったのだという。

ということは、宇宙戦艦ヤマトも敢え無く撃沈された大和を大空に飛ばしてあげたいという思いがあったのかな?と想像する。現実とは正反対に物語の中で大活躍させてあげるのはまさに大和魂の真骨頂である。

大和という天皇家そのものに因んだ名称の戦艦が撃沈し、大敗したわが国の歴史。これにて明治維新政府が作った国体とやらは滅んだ。・・・はずなのだが、現実には・・・

さて、ガミラス軍の攻撃で被爆状態になった地球は、広島・長崎からの連想であり、デスラー総統はヒットラー。主人公の古代守は古代の歴史を守るの意か?島大介は大いなる島国、日本?アンドロメダ星雲ではなくマゼラン星雲なのは大航海と船にちなんだからか?コスモタイガーはゼロ戦か。

ところで、日本の戦艦や飛行機はなぜか名前がいさましくない。

戦艦・武蔵(もっとも地名から来ているのかも?)とかはあったような気がするが、

義経、弁慶、与一、田村麻呂なんて戦艦があってもよかったかも。大和もどうせなら

戦艦・時宗とか義経とかいう名前にしていたら、神風が吹いたかもしれませんね。

下宿では本当に8ヶ月も風呂に入らなかったとか、まさにテツロー以上の強者だった松本先生。下宿人たちはその時々にお金を持っている人が、ほかの人間を食わせるような共産社会だったという。

 


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コメント 8

Cecilia

ネーミングは確かに気になっていました。
実はデスラー様が大好きです。
松本零士が売れなかった頃に汚れたパンツを押入れに溜め込んでいたそうですね。
by Cecilia (2006-08-13 11:21) 

降龍十八章

Ceciliaさん、ありがとうございます。メーテルには、はまりましたね。ベートーベンの月光がよく似合います。
by 降龍十八章 (2006-08-13 11:43) 

大和ミュージアムに松本零士のコーナーがあって、そこにヤマトに携わったときに、生きて帰ってこなかった大和を、物語として宇宙戦艦として生きて帰らせることに抵抗があったと書いてありました。大和の遺族や旧乗組員の方の気持ちに対するうしろめたさみたいなものがあったのでしょう。たしか、最初の劇場版が公開された時、大和の旧乗組員の方からの感想もあって、亡くなった方々を甦らせてくれたようで感謝していると言ったようなものがあったように思います。記憶があやふやですが。
by (2006-08-18 00:24) 

降龍十八章

NTHAWKSさん、ありがとうございます。
大和は一連の作品と違和感があります。メーテルやハーロックが出てこないので。アイデアとしてはいいのですが、私には話がつまらなかったです。登場人物にも魅力を感じませんでした。
by 降龍十八章 (2006-08-18 10:38) 

宇宙戦艦ヤマトは、そもそもプロデューサーの西崎義展氏が発案したものです。企画時点では、当然のごとくヤマトのデザインは異なり、小惑星をまとった円盤のような感じでした。ストーリーの骨子は同じだったと思います。松本氏は、西崎氏が松本氏の「セクサロイド」を見て、そのメカと人間がうまく融合している絵をかって、この企画に迎えいれたようです。魂をいれたのが、松本氏ということになりますか。
ヤマトは、やはり大ブームを起こしたときに、中学生でしたので、とても感慨深いものがあります。後の作品で、ハーロックや999などと共演(?)した時など、嬉しく思いました。たしか、メーテルがヤマトを語っている場面があったと思います。
by (2006-08-19 20:10) 

降龍十八章

NTHAWKSさん、ありがとうございます。
なるほど、右翼っぽくない松本さんには大和は似合わないと思っていました。

セクサロイド買いました!!受験のころでしたか、東京に出てきたときに丸善か紀伊国屋でお土産にかったのですが、かなりはまりました。ちょと、刺激でしたけど。
by 降龍十八章 (2006-08-19 23:42) 

昨年ビッグコミックで、戦後60年の記念のマンガを発表されていますが、同時に掲載されたインタビューでは、戦後の周囲の変化に違和感を覚えたそうです。日本人を見下した進駐軍やそれに媚びる日本人、日本の悪口を言う日本人など大嫌いだったそうです。だから、米軍がお菓子をくれても、頑としてもらわず、にらみ返すように立っていたそうです。この生き様が、トチローやハーロックに生きているのでしょうね。
そうそう、古代や島・雪は、もともと松本作品の登場人物の名ですね。島と雪はおわかりですね。
by (2006-08-20 00:34) 

降龍十八章

NTHAWKSさん、ありがとうございます。
わたしは恥ずかしながら、媚びるほうなので、チョコもらいます。ウソも方便。
登場人物ですか!まったく覚えていないので教えてください。
by 降龍十八章 (2006-08-21 00:01) 

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