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雀の恩返し?? [国語]

宇治拾遺物語(うじしゅういものがたり)。今までうじじゅういものがたり、と読んでいました。テキストに載っていたのですが、初めての話でした。最初、舌切り雀の話かとおもったんですが、確かあれは御伽草子に太宰が書いていたなぁと覚えていたので、一体どんな話かと思ったら・・・

とにかく、今夜は世にも恐ろしい事実が発覚したのでした・・・

恐ろしい予兆は社会の授業からありました。お盆も近いので、仏教とお釈迦さまの話から始めたのですが。まず、お釈迦さまがどこの人か知らない!中国?なんて子もいました。ゴータマ・シッダルタといったら、西洋人かと思う生徒まで出現。一休さんくらいは知っていると思ったら、トラを屏風から追い出す話も全員しらなかった、あげく、オチがわからない!!

当然、四大河文明も全滅。チグリスもインダスもあったものではない。お釈迦様はネパールのあたりの人だと教えても

しょせん、釈迦に説法、いや馬の耳に念仏でしたか・・・???

さて、国語は気分で古典に挑戦。係り結びと簡単な活用形くらいは説明しておこう。で、問題は冒頭の宇治拾遺物語。あの有名な舌きり雀の話をなんと、誰も知らないといふ。

で、お約束。現代かなづかいに改めよという問題で、漢字で答える生徒!必ずいるんですよね。あと、カタカナで書くやつとか。

まあ、とにかく鶴の恩返しみたいな話だったんですが、違っていたのは雀の涙ではないが、落としていったものが、ひょうたんの種みたいなものだったのです。それを助けた女が植えると、秋にはたくさんの実がなって、近所に分けてもなくならいという不思議な木だったという話。うーmm、初めてのパターンです。なんかシンデレラでも、母が死んだらこの木の下で祈りなさいというバージョンもあるけど、ちょっと似ているなぁと思ったりしました。

次の確認問題は、イソップのねずみの婿とりの話。古典になっているが、気付くだろうと思っていたのでが・・・

なんと、だれも知らなかった。そもそもイソップが何人かも知らなかった。

世にも恐ろしい話・・・でした。

 


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Cecilia

私たちの頃は日本の地理は小学校でもっと丁寧に学んでいたと思います。そして中一で世界の地理をしっかりやっていました。
それが今は中一で日本の地理なので、4大文明などを学ぶ時に意外と地理がわかっていないと感じました。(一応やるにはやるけれど、4大文明をやる頃は緯度と経度とか時差の問題などをやっている頃なので、世界地図が頭に入っていないのです。
中学受験をするような子は幼稚園の頃から世界地図に親しんでいるようですが、「ずっと公立組」(例えばうちとか。)は親が気をつけていないとこうなります。
岩波少年文庫の「宇治拾遺」を読ませたいと思っていましたが、いまだに読ませていません。「御伽草子」も読ませたいです。
読書にはかなり気合を入れていたはずなのですが・・・「世にも恐ろしい」のは我が家も同様です。
漫画ばかり読むんじゃないよ~という感じですね。
ところで長女は西尾維新とか言う人の小説に夢中です。
この中で匂宮とか橋姫とか桐壺など、「源氏物語」に出てくる名前がたくさん出てくるので、そういうことにはやけに詳しくなりました。
それで「あさきゆめみし」を読ませてしまいました。(本がいいのでしょうけれど、たぶん挫折しそうなので。)刺激は強いでしょうけれど、彼女達は結構すごい本を読んでいるので、あれくらいではもう驚かないと思います。
by Cecilia (2006-08-11 10:02) 

降龍十八章

Ceciliaさん、ありがとうございます。
黄河と揚子江の区別すらなく、チグリス・ユーフラテス、どっちが北にあるかも知らない。ましてメコン川とメナム川なんかは宇宙の果て。世界地図すら見たことが無い中学生がこの国にはあふれているようです。
イソップがフランス人では?などと推量するものまで現れて・・・
アテネオリンピックの世代(私はミュンヘン世代)がギリシャを知らないとは!
源氏は唯の色恋物語だと思いこんでいて、まったく見向きもしなかったのですが、国語のカリスマ=出口汪先生の『おもしろいほど源氏物語がわかる本』を読んで認識が一変しました。
by 降龍十八章 (2006-08-11 14:05) 

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