日本沈没 [政治・思想]
日本沈没って今の日本の比喩かと思ったら、単に映画のリバイバルだった。
まさに、紅天女の時代のごとく乱れ切った現在の社会状況を憂う。
与党を追及した議員が辞職に追い込まれたり、辞めるのが当然にみたいにいわれる世論が形成されたりする。与党は全く国民生活の向上に興味がない。これじゃ、無為無策の歴代天皇やアホ将軍と同じ。
偽メール問題でいえば、そもそもいかにも賄賂をもらっていそうな議員だからかそ信じるわけで、たとえガセだとしても辞職するような問題では全くない。これが、与党側の議員が野党側の議員に対してやったのなら話は別だが。
かつて70%近かった累進課税もいまや35%近くになって、中学公民の社会の教科書にも貧富の差が拡大していると記述されていた。
※貧乏人と金持ちの収入の差が2,30年前にくらべて拡大し、いまや世界で5番目に格差があるという。
我々、昭和世代の感覚では日本は格差が最も少ない社会主義的性格の国という思いがあったが、もはや遠い過去の話となったようだ。こうしたことからも、共産主義を目の仇にするW教授のような人たちが、いかに狂っているかがかわかる。
ホリエモン事件で『濡れ手で粟』はよくないとワイドショーでももちきりだが、なら社会主義・協賛主義のどこがわるいんだ?といいたい。皆が平等に労働する社会というのは別にわるくはないだろう。W教授の妄信する日本書紀とやらでも大化の改新では、日本国民は生まれると平等に口分田をもらったそうではないか。これって社会主義でしょ。
※口分田というと一般には日本中とおもわれそうだが、実際には豪族の所有地がほとんどで、朝廷の土地というのは意外に少なかったのではないかと思ったりする。物の本でも、詳しいことはわかっていないらしい。そもそも、本当に律令制が機能していたか、実施されていたかは大いに疑問ではあるが・・・
ああ、国破れて山河あり・・・
※破れてというのは、戦争に負けてという意味ではありません。それは敗れる。
コメント 0