人は見た目が9割 [読書]
文藝春秋という右翼系の雑誌がある。その中の書評欄。書評者は日垣隆(ひがきたかし?と読むのでしょうか)
『人は見た目が9割』 竹内一郎 著(新潮新書)
この書評が結構、奮っている。
『タイトルが秀逸です。(中略)少なくともタイトルが抜群なだけでは売れないものです。(中略)『バカの壁と違って(同じく新潮文庫)、本書は看板に偽りがありません。(中略)』
『(中略)美人がもてるという意味ではありません。』(ご注意をば!)
例えば、
・デートに遅れたときに『怒った?』と聞いて、相手がニコニコしながら『怒った』と言ってとしても相手は99%怒っていないものである。(もっともこれで心底怒っていたら相当な皮肉だが)
・子供が『はいはい』と言ったとしたら、完全に解っていないといことである。(つまりノーということ)
うーん、いいですね。国語の勉強にもいいと思います。
ついでにもう一冊は見た目に関する本を推奨している。
落合正勝 著 『男の服装術』(はまの出版)
著者の面構では説得力は・・・という弁もまたまた奮っているが。それはさておき、
よく『靴をみ見れば・・・・』と言われるが(確か貧乏人は靴までお金をかけないので)
『多くの日本人(男性)がもし、この感覚(正しいファッションセンス)を共有してしまったら紐付きでない安物の靴なんか履けなくなります。』
本当に、あの紳士靴の意味のない紐っていったい何なのでしょうね?牛革よりクラリーノが好きな降龍十八掌です。
2005-12-13 20:02
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日垣隆さんといえば、『売文生活』という新書本を読んだことがあります。
タイトルそのまんま、作家やライターの原稿料・講演料その他、金銭をめぐるエピソードを集めていて、けっこうおもしろかったです。意外と交渉上手だった夏目漱石とか。
書評もおもしろそうですね。そのうち単行本化されないかな?
by チヨロギ (2005-12-14 01:11)
チヨロギさん、お詳しいですね。
そういえば、エジソンも金の亡者だったそうで、幻滅です。お金儲けのために発明していたんでしょうか?
by 降龍十八章 (2005-12-14 23:52)