これなむ都鳥馬券 [学問]
今日の10Rはみやこどり特別。いや、ゆりかもめ特別。ゆりかもめというと関西の人は知らないかもしれませんが、東京にある電車の名前(臨海新交通)です。モノレールみたいに高いところを走っています。
しかし、ゆりかもめなんて鳥が本当にいるのかどうか知りませんので、調べてみると・・・
ゆりかもめとは伊勢物語に出てくる都鳥ではないかと考えられているとのこと。なぜかというと、京都・関西にはゆりかもめはいないからです。伊勢物語でも一行はだれもこの鳥を見たことがなく、船頭に尋ねたところ、これが都鳥だよ~んと答えたそうです。ちなみに現代では関西にもゆりかもめがいますが、これは1970年台以降らしいですね。
なるほどと思って新聞をみると、なんと前の9Rの立春賞の2枠2番がミヤコマンハッタン!これなむ都鳥!と思わず叫んでしまいました。鳥は干支の10番目だから8枠制では2枠が指定席。
結果、あれよあれよ逃げ切りで1着。単勝は10倍以上あった。馬単②⇒⑤は5990円。2着エバーグリーンは春なので緑が似合うかと・・・。
それにしても、不思議で疑問がわきました。京都にはいない鳥なのになぜみやこどりなのか?平安時代にみやこどりという言葉があったということは、関東ではやはり別の都がそのまた昔あったということでしょうね。そもそも、都にいないと知っている伊勢物語の一行がなぜに都鳥に都の様子を尋ねる歌を詠んだのかがわかりませんね。まるでナンセンスです。しかし、こういった疑問は国語の教科書にはないんでしょうなぁ~。
さらにもっと驚いたのは、現代ではこのゆりかもめが東京都の鳥になっていること!ホンマに都鳥になってしもたのですわ。なお、東京都知事は桝添がなったようです。こちらは風見鶏2世ですかね。本当に、まともな選挙民がいないこの国はおわりですわ。