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やっとわかったツインピークス [ドラマ]

最近再放送されたWOWOWのツインピークス。一度も見なかったが、映画「ローラ・パーマー最後の7日間」だけは録画しておいて、さきほどようやく見た。

生放映時代は、まったく意味不明だったが、今はインターネットというありがたいものがあり、詳しい方の解説サイトを拝見して、やっと意味がある程度わかりました。

まず、最初に認識してなかったのは、あの赤い部屋とか小人は現実の世界ではないということ。片腕の男とルパン3世のよな赤い背広の小人(こびと)は、一心同体。小人は片腕の男の切り離された腕が正体だということ。また、赤い部屋自体の意味は、現実世界・悪魔・天使が同時に訪れることのできる場所=3つの世界の交差点。赤いカーテンは、劇場と同じく現実世界(客席)とあの世(舞台)の仕切りを暗示している。なお、赤い部屋の床の模様がジグザグの白黒なのは、悪魔と天使の世界の交錯を表しているそうだ。

昔の記憶で、犯人はボブ(意味は、ロバートの息子でしたっけ?)だというのは覚えていたが、このボブは殺されたローラの父親の悪の化身の部分。もちろん、現実の父親役の俳優とは違う俳優が演じている。ローラの父は、アメリカにはよくある親子相姦(今でいう家庭内暴力、性的虐待)をはたらいていた。娘のローラは、内心父親の正体を感じながらも、現実逃避から、ボブという虚像を作り上げていたのかもしれない。しかし、映画の終盤において、とうとうその現実を受け入れ、最後は自ら天使の助けを拒否して、悪魔のリングを指にはめて観念する。

だが、最後の場面で、赤いカーテンの部屋で、ローラはすがすがしい顔をしている。天使の映像が一瞬映ることで、ローラは最後の救いを受けたことが示唆されている。死に顔が、美しいのはそのせいかもしれない。

なんか、最後だけちょっと救われた気持ちがしますね。一度は切れた「蜘蛛の糸」が再度たらされたというか、パチンコやスロットの「逆転復活」みたいな感じです(笑)

そして次に、この映画・ドラマを理解するためには、欧米社会の闇の部分が不可欠。当然ながら、生放送時代にはまったく知る由もありません。単なる犯罪ものとしか見ることができない我々日本人が理解できないのは当然です。

悪魔の世界は、黙示録などにも書かれていますから、欧米人には常識。また、フリーメーソンなどの「欧米のホンネ」の世界のことも関連しています。ホワイトやブラックのロッジというのもフリーメーソンに関連しているそうです。おそらく上級の支配階級では「乱交パーティー」などの秘密の儀式が行われているので、それがこのドラマにも反映されているのでしょう。ローラが売春行為をしているのはその例。また黒い犬は悪魔の象徴。そういや、オーメンにも登場していたか?

こうしてドラマ開始前の部分はある程度納得できたが、ドラマ本編のほうはいったいどういう意味があるのか?肝心のクーパー捜査が最後は悪魔みたいのに取り込まれてしまったのはどういうことなのか?


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