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謀殺、下山事件 [ドラマ]

法学部出身なのに、知りませんでした・・・。

初代国鉄総裁、下山(しもやま)さんの開始事件。下山さんは現場たたき上げの国鉄マン。日本経済のリストラ断行のため、GHQは国鉄を半民化し、10万人の首切りをさせ、それを民間企業にも波及させようと決定する。その首切り役のゴーン社長役に、管理畑でなくたたき上げの下山氏名指しする。

当初は仲間の首切りなんてできないと辞退した下山さんだが、周りから説得されとうとう2階級特進で初代総裁となる。だが、なんとか10万人の首切りに抵抗しようと努力していたようだ。その点は、GHQからにらまれる原因となったかもしれない。

しかし、なぜ下山さんが名指しされたのか?いまだに本当の理由は不明だろう。最初からスケープゴートにされる予定だったのか?

当時はCSIもないので、詳しい検証もできず、未だに自殺説をとなえる人もいるくらいだ。だが、あまりに不自然な状況証拠と当時の政府・アメリカのあくどさを考えれば、他殺と考えるのが常識だろう。なお、警察は上部からの圧力で、何も言わずに捜査を止めてしまった。まさに隠蔽捜査なら操作隠蔽(笑)

社会的には、犯行は左翼・労働組合ということにされ、それが一般的な結論になったらしい。

だが、単に労働組合を悪者するためだけに、こんな手の込んだ殺人をするのだろうか?むしろ、見せしめ的な効果を狙っていたのではないか?

ドラマでも描かれているように、いくらノイローゼになって自殺するにしても鉄道を愛する鉄道マンが、飛び込み自殺をしてダイアを狂わせますか?しかも遺書もない。そして、一番の不思議は極度のド近眼なのにメガネも発見されず、ヘビースモーカーなのにタバコも発見されず、ボールペンも発見されなかったという。確か、ネクタイもなかったらしい。

事件は、朝、運転手の運転する自動車で出勤することから始まる。三越でおり、「5分で戻る」と言い残しながら消えてしまう。しかし、それで夕方まで待っていたという運転手もちょっと異常だよな?ソンナバナナ!

で、深夜に轢死体が発見される。その後、線路を歩く姿を見たという目撃証言もでるのだが、どうもこれがニセモノらしいから驚く。メガネをかけて歩いていたんだね。でも死体にメガネはなく、どこにも発見されなかった。だが、ダミーを使ってまで自殺に見せかける必要があるのだろうか?結局、警察は他殺の線も視野に入れて捜査をしたのだから。

死体を引いた機関車は細工されたトラブルで発進が遅れており、その前の汽車はGHQのものだったという不自然さも謀殺説をにおわせる。

それにしても、推理小説より面白いお話でした。


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