ピンク色の研究の研究? [ミステリ]
シャーロック 第一回 ピンク色の研究
題名がなんでシャーロックかというと、原作とちがって皆が彼をホームズでなくてシャーロックと呼ぶから。ホームズもワトソンをワトソンでなくジョンと呼ぶことが多い。
原作の処女作が『緋色の研究』。犯罪者は漆黒の闇の中に一筋の手がかりを残していく。その手がかり=一筋の緋色の糸を手繰り寄せ、犯人を追及していくというのが原作の題名の意図。赤い血文字でラッヘと書いたからではありません。
それに比べると、今回の『ピンク色の研究』にはその解説も何もない。乱雑なホームズの部屋が紹介された以外は、ホームズの探偵手法については何も言及がなかった。結局、被害者の女性がピンク色のオーバーとアタッシュケースをもっていただけというなんとも安易なシナリオでした。
せっかく題名をひねったんだから、もっとそこを追求するシナリオを期待しただけに非常に残念でした。
ちょっと酷かったのは、ドイツ語のラッヘ(復讐)がレイチェルという女性名になっていたこと。ホームズ愛好者ならおもわず苦笑したでしょうね。
なお、犯人がタクシー運転手だったのは、原作(緋色の研究)の犯人が馬車の御者だったことに由来している。実は、この作品(原作)はホームズの4つの長編の中の一つで、長編『バスカビル家の犬』とならんで私が一番好きな作品です。犯人が亡き恋人の仇を討つために御者になって、被害者をつけ狙っていたのですが、その過去の物語がなかなか良く出来ているんです。同じく長編『恐怖の谷』も過去の経緯の物語が非常に魅力的なお話ですね。因みに、緋色の研究も恐怖の谷も事件の発端はアメリカでの物語りです。
ほんと、題名のインパクトが薄かったですね。
by たいちさん (2012-07-17 16:00)
わたしもチラ見しましたが、
主人公のシャーロックを演じてる俳優がイマイチですね~
いえね、演技ではなく見た目が・・・(;一_一)
お陰で続けて見る気が失せました~(^^ゞ
by collet (2012-07-19 14:11)
たいちさん、ありがとうございます。
題名が活かす事ができませんでしたね。
by 降龍十八掌 (2012-07-19 19:52)
colletさん、ありがとうございます。
そうですよねぇ~。完全に馬面でしたね。
私は、鹿賀丈史だと思って我慢しました。慣れてしまえば、なんとかなります・・・。
by 降龍十八掌 (2012-07-19 19:55)
こんにちは。
私は結構楽しみました。細かいところに原作ネタがちらばっていて、もう一回見ようかと思っています。
呼び方ですが、現代ではファーストネームで呼び合うのが普通ですが、ビクトリア時代は名字で呼び合っていた、と何かで読んだ気がします。
by Tomo (2012-07-22 20:23)
Tomoさん、ありがとうございます。
そうですね。今週はまだらの死体!とか出てきましたもんね。
なるほど、ビクトリア時代はみんながそうだったんですかぁ~。
それと、はちゃめちゃな展開で、私は話のつながりが理解できないところが多々ありました。
by 降龍十八掌 (2012-07-24 13:28)