倭・伽耶の真実 [韓国ドラマ]
金首露王(キム・スロ)は卵から生まれたという伝説の王。新羅の始祖ヒョッコセも卵から生まれたという。ドラマ善徳女王でも以前、大きな卵が登場しましたね。
問題はその卵はどこにあったかということ。
実は、その卵が天から下ったという山は、クジフル(亀旨峰)なのだ!なんでビックリかというと、日本の天孫降臨神話でニニギノミコトが舞い降りたのが、筑紫の日向の高千穂の槵触峯(クジフルノタケ、久土布流多気)だからだ。つまり、福岡県の日向というわけ。なんだ、やはり、日本書紀はパクリだったのかぁ~と思う人が多いと思うが、これはパクリというより、倭国の本質が百済・伽耶だと考えれば、まじめに先祖の歴史を語り継いだに過ぎないんだよね。
さらに驚くことに、神武天皇の即位したという橿原宮(かしはらのみや、可之波良能宮)のカシハラも金官加羅の金官(カシ・パラ)のことなですって。仁徳天皇の難波も今はナニワと発音していますが、これも実は訓読みでカシ・バラと読むのだそうです。関西の人にはビックリな話ですねぇ~。さらには、欽明天皇の金刺宮もカシハラの異表記だという。つまり、スロ王が即位した王宮の名前である金官を踏襲しているわけなんだす。
因みにこの金官の由来は、スロ王の本名の悩窒・青裔(ネヂル・チョンギ)=金・青の意味・・・から来ているという。
クジフルに亀旨峰という漢字を当てたのも名訳である。朝鮮でも日本の大和仮名と同じで自国の言葉を表記するために漢字の音や訓を当てるのだが、亀という漢字を当てたのは実は加羅も(卑弥呼の)邪馬壱国の邪馬も亀の意味だからだ。
日本語のヤマ=山が亀の形であることは当然だから、邪馬とは山もしくは亀のことである。一方、始祖が卵から生まれたという説話をもつ新羅・伽耶が卵生の亀をイメージしたのも当然。だいたい、朝鮮ドラマを見ていても朝鮮王の玉璽(印鑑)はなぜか亀のデザインなんだよなぁ~。
日本でも有名な朝鮮南端の釜山(プサン)の釜(カマ)もカメから来ていると思える。
そもそも、クジフルの亀旨という表記が卵の意味のクヂであるそうだ。古代朝鮮の訓読みの仕方で郷札という方式だ。たとえば、古(いにしえ)と訓読みさせる場合は部(へ)を付け加え、古部と書くことで訓読みできる。また草の字を訓読みで(くさ)と読ませる場合は、逆に先頭に久(く)をつけることで久草(くさ)と読ませる。
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