碁盤太平記~近松門左衛門 [芸能]
元禄シリーズ2
前回の近松作品で、書き忘れたのが『碁盤太平記』
皆さんはこの題名から、どんな話を想像させるでしょうか?
私は、ヒカルの碁!のおかげで、碁をたしなむようになった(将棋はけっこうヤレルと思っています)ので、碁に関する世話物かと想像したのですが・・・
実はこれ、
忠臣蔵のお芝居なんですね。
つまり、当時(元禄時代)にあった討ち入りの話を、(当時は検閲があったので)室町時代(太平記の時代)に移し変え(登場人物名をあてて)て物語にしたものなんですね。
あれっ、それって有名な『仮名手本忠臣蔵』じゃないの?って思ったのですが、実はこの『碁盤~』が元祖だたんですね。その後、いろんなバージョンが書かれて、最終的に『仮名~』が定着したようです。
元祖の『碁盤~』は、事件にいたるいきさつがなくて、いきなり討ち入りの場面から始まるらしいです。でも、それでは面白くないですね。浅野匠守がなぜ、刃傷事件を起こしたかはいまも謎のままですが、人形浄瑠璃の脚本を書くために、あれやこれや理由が考え出されたようです。
本当の吉良上野介は、そんな意地悪じいさんではなかったかもしれませんね。
本当の悪役というと、現代でいえば、ちょうど石原都知事がぴったりと思います。
碁盤と忠臣蔵の関係については、知りませんでした。
東京都知事は、東京ではそんな存在とは。
by たいちさん (2008-04-10 23:51)
たいちさん、ありがとうございます。
大阪の知事もそうじゃないですか?(よく知りませんが。あの人、橋下=はしした・・・って読むのですか?)
まあ、石原は本当に、手のつけられないアホですわ。
by 降龍十八掌 (2008-04-11 12:42)